『アエネイスミッション』[Aeneas Mission ]

建国の使命を抱くアエネイスのフアストミッションは自軍団自民族引き連れて炎上壊滅するトロイからの脱出である。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健腦を守る <19>

2006-08-20 06:36:29 | アルツハイマー型認知症と闘おう
善玉脂肪は、長寿の友(13)
その切り出された断片が、アミロイドβたんぱくとなるのです。アミロイドβたんぱくとなった断片は、細胞の内外にばらまかれ、ちらばります。その、ばらまかれた、アミロイドβたんぱくは、たんぱく分解酵素で分解されて、無害なものになるのです。このようにいけば、何も心配することがないのですが、ところが、食事のかたよりで、オメガ3不飽和脂肪酸の摂取不足が、続いている。と***
                        明日につづきます。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健腦を守る  <18>

2006-08-19 10:04:55 | アルツハイマー型認知症と闘おう
善玉脂肪は、長寿の友(12)
先日は、動物実験について書きました。私たち人間の場合は、オメガ3不飽和脂肪酸の不足状態が続いたら、脳内でどのような変化があるのだろうか。
アルツハイマー型認知症の主たる原因は、アミロイドβたんぱくの蓄積です。神経細胞膜の中に、アミロイドβたんぱくの元の前駆体たんぱくがあります。正常であれば、この前駆体たんぱくの細胞膜が更新されるごとに、その前駆体たんぱくが、セレクターゼとよばれる、切り出し酵素で切り出されるのです。
                        明日につづきます。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健腦を守る <17>

2006-08-17 06:53:23 | アルツハイマー型認知症と闘おう
善玉脂肪は、長寿の友(11)
動物実験の例では、人工的に作ったアルツハイマー病のネズミに、aリノレン酸とDHAの豊富な餌を与えて飼育します。通常の餌を与えて飼育しているアルツハイマー病のネズミと比較すると、aリノレン酸とDHAの餌を与えて飼育したネズミのほうが、学習能力においても、記憶能力においても、減少が少ないという結果がでているのです。
この実験でも、aリノレン酸やDHAの餌が与えられなかったネズミは、精神的な障害傾向や行動の異常がみとめられたといわれています。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健腦を守る <16>

2006-08-16 08:16:31 | アルツハイマー型認知症と闘おう
善玉脂肪は、長寿の友(10)
aリノレン酸の不足は、健康に危機をまねきます。私たちを<うつ>にするらしいのです。<この3-4日、おもしろくない。まったく、気がふさぐ> 自分の周囲の現象に、興味がない、物事を悪い方向に考える、どうかしているのだが、わからない。
これは、外界からの刺激を受ける、腦の感性の働きが活性を失い、減少しているのです。このようなことも、aリノレン酸の不足が関係があるようだと考えられています。  おいしい魚を、食べて、aリノレン酸欠にならないようにしましょう。
健腦を懸命に守る。高齢期の幸せは、此処にあるといえます。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健腦を守る <15>

2006-08-15 06:30:06 | アルツハイマー型認知症と闘おう
善玉脂肪は、長寿の友(9)
aリノレン酸が不足すると、その徴候として、感覚に障害がおこってきます。甘いお菓子を食べても、周りの人より、甘さを感じないことです。甘いと感じるためには、人より多くの甘味料(砂糖など)が必要になるのです。コーヒーを飲む、人よりたくさんの砂糖を入れて飲む、周りの人が、スプーン1-2杯のところ、当人は、3-4杯の砂糖を入れて飲む。そうでないと、甘さが感じられない。そのような人は、aリノレン酸が身体に不足していると思っていただいて、さしつかえないと思います。認知症の人が、甘いものをほしがる。それは、aリノレン酸の不足が関係しているのではないかと考えられています。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健腦を守る <14>

2006-08-14 06:23:11 | アルツハイマー型認知症と闘おう
善玉脂肪は、長寿の友(8)
腦の神経細胞膜には、細胞の内と外を、カルシウムやナトリウムのイオンが行き来する穴があります。ここが大切なところなのです。神経細胞膜の構造変化によって、イオンの出入に乱れが生じるのです。
  (1)感覚神経や運動神経の活動に影響を及ぼす
  (2)記憶や学習等、脳の高度の働きにも影響を及ぼす
と考えられています。動物実験でも確かめられています。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健腦を守る <13>

2006-08-13 07:56:22 | アルツハイマー型認知症と闘おう
善玉脂肪は、長寿の友(7)
aリノレン酸やDHAが不足した状態が続くと、腦の神経細胞の膜の成分が変わってきます。その影響をうけて、神経細胞の膜の立体構造が変わってきます。このような変化で、神経細胞の働きが微妙に変わり、細胞膜の形の変化で、細胞膜表面の酵素の働きを阻害するのです。ちょっとまわりくどかったですね、変化が変化を呼んで、その働きが阻害されると、簡単に理解していただいても結構だと思います。
                        明日につづきます。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る <12>

2006-08-12 14:44:19 | アルツハイマー型認知症と闘おう
善玉脂肪は、長寿の友(6)
<このお菓子、ちっとも甘くない!>周りの人たちが、充分に満足している甘さなのに、当人は、甘くないと云う。甘みを感じとれない感覚障害である。<おもしろくない!><いやだ。もう、何もしたくない!>本人が気づかない<うつ>が、深刻になっていく。
aリノレン酸やDHAの不足した状態が続くとどうなるか。それは、大変なことになると思ってさしつかえありません。*感覚障害では、甘さを感じなくなる。*うつ症状が進行する。*さまざまな精神障害や行動異常にも関係してくる。*当然、アルツハイマー型認知症の進行にも関係する。等のことが考えられています。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る <11>

2006-08-11 06:26:57 | アルツハイマー型認知症と闘おう
善玉脂肪は、長寿の友(5)
不飽和脂肪酸と脳。とくに、オメガ3不飽和脂肪酸のaリノレン酸とDHAと脳について、とてもよく調べられています。
私たち人間の脳でも、哺乳動物の脳でも、胎生期に脳が作られていきます。そのときの細胞分裂や細胞の働きの分化には、aリノレン酸が必要なのです。aリノレン酸が脳全体に行き渡らないと、脳の発達に障害が起こるのです。とても大切な脂肪酸なのです。そして、生まれる。それからも絶えることなく、生まれた乳児に、aリノレン酸が補給されていくことが、脳の発達にとても重要なのです。
お母さんの母乳には、その大切な子供たちの為に、aリノレン酸が、とても豊富に含まれているのです。

アルツハイマー型認知症の攻撃から健脳を守る <10>

2006-08-10 07:21:05 | アルツハイマー型認知症と闘おう
善玉脂肪は、長寿の友(4)
神経細胞の膜の成分は、必須脂肪酸といわれる、オメガ6不飽和脂肪酸(アラキドン酸)とオメガ3不飽和脂肪酸(DHA)で構成されています。
この二つの脂肪酸は、食物からとることが大切なのです。アラキドン酸は、牛豚のレバーに多く、卵白にもふくまれています。DHAは、魚の脂、主に青魚に多い脂肪酸です。また、DHAは、オメガ3のaリノレン酸から、アラキドン酸は、リノール酸から、体内で合成もされます。そのようなわけで、大豆油、ごま油等、aリノレン酸、リノール酸の多い植物油の摂取も大切です。
これらの脂肪酸は、脳の働きのために、とても役にたっているのです。