あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

金箔がはがれる危さ夏の塔  あきオジ

2011-05-03 19:04:02 | 日記
これが平成の建物なのですね。
ビール会社、区役所そして、スカイツリー
上海の塔を笑いましたが
それに近い可笑しさがありますね。

でも、中心部分の構造物は力づよくていいですね。

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久々海へ出て見る風吹くばかり  放哉

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「七人の侍」を見ました。
アクション映画の傑作ですね。
活劇シーンも素晴らしいし
脇を固める俳優がいいですね。

映像が美しいですね。
雨、日光、布の視覚的効果もいいですね。
「七人の侍」「赤ひげ」「野良犬」が代表作になるのでしょうか。
私は「野良犬」のギトギトした映像が好きです。
過剰な演技は、俳優の好みではなく
監督の趣味ですね。

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春風にのりて漂うかもめかな  あきオジ

2011-05-03 18:57:05 | 日記
墨田公園のかもめです。
思えば、隅田川は東京湾に流れ込みます。
東京湾はすぐ先です。
かもめが吾妻橋まできていてもちっとも不思議はない。

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段々に夏の夜明や人の顔  一茶

うら町は夜水かかりぬ夏の月  一茶

(一茶の俳句は「動物に対する愛情」とか「弱者に対する思い」などと言いますが、その中心となるのは、その二つではないことは確かですね。それだけ最近分かるようになりました。)

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平成の記念碑なるかスカイツリー  あきオジ

2011-05-03 18:42:50 | 日記
吾妻橋から見えるスカイツリーです。
平成の記念碑であり
東日本大震災の墓碑銘にも見えます。

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なるほど信濃の月が出てゐる  山頭火

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これで説明的な言葉の並べ方にしない。
説明的な事柄をとりいれない。
そんな工夫をすれば俳句らしい俳句になる。

そう思っているのですが
加除修正すると
結果的には陳腐なものしかできませんね。

まあ、いいか
そう思いながら、できたら
これまでの俳句とは違った路線を進めたらいいな
などと
真面目に考える
勘違いのおじさんなのです。

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山つつじ滑走路と知らず咲く  あきオジ

2011-05-03 05:17:07 | 日記
神代植物公園です。

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風のなか米をもらひに行く  山頭火

(このような現実を言葉にして通り越してしまうところが山頭火の面白さですね。愛すべき人なのでしょうが、そばにいたら、どうなのでしょうか。句から想像するのとはまったく別の印象があるのかもしれません。)

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そういえば
高倉健どうしているのでしょうか。
高倉健はチャン・イーモウ監督作品が引退作品だと思っていました。
ですから、静かに引退するのもいいかもしれません。

それとも開き直って老人を演じて新しい世界を作り出しますか。
いいおじさんを演じる前の任侠映画が好きでした。

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白牡丹ごちそうさまと言わせるか  あきオジ

2011-05-03 05:02:55 | 日記
神代植物公園です。
白も赤も紫も美しいです。
「牡丹は一輪で見た方がいいね」と会話している夫婦の声が聞こえました。
なるほどね。
あれば当たり前に受け止めてしまいますが
そのように感じる人もいるのですね。

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新しい釘を打つて夏帽をかける  放哉

(このような句を読むと放哉の一人の生活の淋しさを噛みしめている姿を見てしまいますが、同時に、手紙を書きまくっている姿も同時に感じてしまいます。俳句を作る子と、手紙を書くことで社会とつながっていたいのですね。)

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バーバラ・ストライザンドのライブ番組を見ました。
以前、見たものに再放送でしたが
素敵でした。
もう40年以上のファンです。
癖のあるイントネーション
そして、素敵な歌唱は惹きつけますね。

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赤牡丹夜明けをまたず開ききり  あきオジ

2011-05-03 04:54:34 | 日記
神代植物公園の牡丹です。
しばらくは牡丹続きです。
飽きても続きます。
でも、いつかは終わります。
バラが始まれば、すっかり忘れてしまいます。

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いざいなん江戸は涼みもむつかしき  一茶

(「いなん」は帰ろうの意。江戸での生活に見切りをつけて信州にもどるときに残した代表句ですね。そのような説明がつくとありがたく思ってしまうのですが、私としては一茶の別の姿を発見するようで好きです。このような、新しい出発をするときの句はみな美しいですね。)

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