あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

バラ浮かせ不安を子指でかき混ぜる  あきオジ

2011-05-11 20:26:36 | 日記
バラ展(西武球場)

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草のすずしさは雀もきてあそぶ  山頭火

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西武球場は立川駅からモノレールに乗り換える。
そして終点の上北台まで行く。
期間中、直通バスが出ている。

意外と気合を入れないとその気になれない場所にあります。
私は野球を滅多にみませんから野球をやっている球場を知りません。

とてもアート的おじさんです。

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ビートたけしは好きなタレントではありません。
映画監督として才能があるかどうか分かりません。
何本かの映画を見ても正統的で新鮮さを感じませんでした。
現在NHKで放映している「たけしのアートビートたけし」を見ているのですが
進行役としてけっこう楽しそうだし
分からないのにものをいうおかしさも面白い。
写真家杉本の作品を紹介した今回もなかなかでした。

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春は早く寝たいのに、見たいドキュメンタリーや映画が並んでおり
忙しい日々になっています。

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「名もなく貧しく美しく」(松山善三監督)
松山監督が残したのはこの一作だけなのか
他にもあるけれど、私が知らないのか分かりませんが
この一本で映像的な仕事は終わりましたね。
脚本としての面白さはありかもしれませんが
映像としては善良すぎます。
でも、安心して泣ける。
記憶に残る名作ですね。

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バラ香を乱すを厭わぬ人の群れ  あきオジ

2011-05-11 19:08:33 | 日記
バラ展(西武球場)

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朝の光に影曳いて這ひ出でし蟹  井泉水

たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く  井泉水

(このごろ、この俳人のイメージっていいなと思う。真似てみようかと思う。どうせ、素人のすることパクリであろうとなかろうと気にする人もいないだろう。)

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ばらの上バラの花びら蝶が寝る  あきオジ

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「おつかれさま」門前蕎麦屋の店じまい  あきオジ

2011-05-11 06:06:08 | 日記
長谷寺です。

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道玄坂さんま出るころの夕空ぞ  久米正雄

(時代を感じますね。そんな風景があったのだ。そんな感じですね。だから、何だと言われても困りますが、それはそれ時代の変遷を知る資料的な意味があるとでも言いましょうかね。それで十分です。)

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今日は西武ドームで開催されるバラ展を見てきました。
雨が降り、写真を撮るのに適当なのか分かりませんが
それはそれ
出かけます。

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迷ったら進め

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目じり下げふっくら地蔵に苦労なし  あきオジ

2011-05-11 05:51:02 | 日記
長谷寺の地蔵さん。
「わっ可愛い」だけでは大人げない。
自分が楽しんでいるのでは地蔵ではない。
これは、童子像である。
そんなどうでもいいことを考えたりもする。

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行灯やぺんぺん草の影法師  一茶

(芭蕉もどき。一茶は「やせがえる」というような句調が個性だと思われているようです。それもありますが、いかにも正統的な句を作ると「芭蕉風」と言われたり揶揄されたのでしょうね。今でも「・・・に似ている」というのはほめことばである。そんな約束事があるようです。でも、「芭蕉風ですね」と言われたら傷つくでしょうね。芭蕉を乗り越えて行こうという気負いがあるからです。そんなことを思います。ご苦労様です。)

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石に泌む石工の汗や蝉時雨  日野草城

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花散れば芍薬を待つ長谷の寺  あきオジ

2011-05-11 05:42:41 | 日記
長谷寺です。

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写真と俳句を並べる話をしたら
「フォト575ですか」と聞かれました。

???
同じようで同じではない。

単に今日の俳句(もどき)とその週に撮った写真を並べてあるだけです。
そうこたえるしかありません。
そんな回答に失望している相手の顔を見ているとおかしい。
きっと、ほめているつもりだったのでしょう。

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木の葉散る歩きつめる  山頭火

分け入れば水音  山頭火

(この「歩きつめる」「分けいれば」が山頭火の表現なのでしょうね。そんなことを思います。そこに山頭火の個性があり、こだわりがあるのでしょう。私はこの表現はどちらも好きです。)

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