あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

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2011-05-16 21:13:06 | 日記
昭和記念公園


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五月雨にかくれぬものや瀬田の橋  芭蕉

(さすが芭蕉ですね。景色のバランスがいいですね。プロ好みの色彩感覚がありますね。)

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仕事もないのに寝不足です。
ですから、こんなときは早く寝ます。
それがいい。

寝るのも仕事
寝る楽しみを削る手はない。

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茫洋となりし夕べに豆腐売り  あきオジ

2011-05-16 20:44:53 | 日記
昭和記念公園

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うそをついたような昼の月がある  放哉

(この人をくったような表現が首を出すのが放哉の面白いところです。本人はどのようなきっかけて用いたのは自分でもわからないでしょう。ただただ、撮り合わせの面白さを喜んでいるような気がします。意外性は落差が大きいほど面白い。表現は取り返しがつかないところまで大胆にすると面白いですね。でも、自分で意外性のある表現と思っても、どこかでとっくに聞いているようなものでもあります。

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あじさいも大月ゆきも濡れたまま  あきオジ

2011-05-16 20:35:27 | 日記
バラ展の風景です。

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雨が晴れたらしい朝の人の争ふこゑ  井泉水

(この作者の句は、映像的ですね。小津映画の出だしでこんなシーンがありそうです。白黒映画ですが、映像としては明るい。そしてきれい。こんな映像が現れてそして、ドラマが始まる。いいですね。)

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瞑想に落ちし蜻蛉か微動せず  あきオジ

2011-05-16 07:06:38 | 日記
バラ展(西武球場)

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もろき人にたとえむ花も夏野哉  芭蕉

灌仏の日に生れ逢ふ鹿の子哉  芭蕉

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今日も暑くなりそうです。
東北の仮設住宅の暮らしはどうなのでしょうかね。

ボランティア活動が貢献しているようですね。
心配して傍観するより行動することが重要であること
そんな考えが震災時の対応として中心になってきましたね。
これは、これからの時代を生きる貴重な教訓だと思います。

義援金も「育英資金」「救急車購入資金」などという自分の願いと合致する募金の方法が生み出されそうですね。

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情報操作され、何が本当なのか
そんな不安もありますが
どれもが本当であり
どれもがたよりない情報なのですね。

正しさなどこの世の中に「人は誰でも死ぬ」ということ以外には見当たりませんね。

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鯉のぼり見当たらなくなる田植えかな  あきオジ

2011-05-16 06:56:25 | 日記
バラ展(西武球場)

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芝居幟風に鳴る荒海の町に  井泉水

(このような雰囲気もなくなってきましたね。現代風に馴染めなくなってしまったおじさんの郷愁でしょうかね。でも、句の中に見える景色が記憶の中にあることはありがたいことです。)

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「近代俳句集・日本近代文学大系」(角川書店)を手に入れて、近代俳人の作品は引用しています。
この俳人の中に尾崎放哉は入っていますが、山頭火は入っていません。他の文学全集では山頭火は入っていますが、放哉は入っていません。
歴史的役割や影響力をどのように評価するかの問題でしょうが、子規が蕪村や橘曙覧を見出して以来、その位置を得た俳人や歌人がいるのですから、次の時代にはどうなっているか分かりませんね。

あらゆることは時代が必要として、時代が生み出したもので、それは相対的なものなのですね。
それにしても俳句の世界の歴史に残ることは、それぞれの人にどのような意味があるのでしょうね。

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