あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

ビル街に傘の流れは消えてゆき  あきオジ

2011-05-29 17:18:38 | 日記
神代植物公園

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松風に明け暮れの鐘撞いて  山頭火

ひさしぶりに掃く垣根の花が咲いてゐる  山頭火

(山頭火の句を理解するなどといことは考えたことがありません。ただ、面白ければそれでいい。いかにも「俳句風」を創出した句よりも面白い。山頭火は、そこがいいのかもしれませんね。もちろん、そんな軽い扱いをするとなると「むっ」とする研究家も多いでしょう。でも、今の私はそんなものです。それにしても、語数が少ないのが面白いですが、窮屈過ぎますね。)

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放哉が亡くなった後、山頭火は放哉の墓参りにきていますが、二人が遭遇したらどうなったでしょうかね。酒を飲んでいるうちに、議論になり、大げんかになり、罵りあう。それがもっとも可能性がありそうですね。逢わないでよかったと思うしかありません。二人はそれぞれの句をどのように見ていたか、ちょっとだけ興味がありますが、そのような想像は趣味が悪いですね。

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ときの鐘祈願の人の背中押す  あきオジ

2011-05-29 17:06:45 | 日記
神代植物公園

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たつぷりと鳴くやつもいる夕ひぐらし  兜太

(表現の面白さで楽しませる句ですね。まさに、乗り越えた人だけに許される表現ですね。)

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荷がおろされて寒い馬よ雨降る  井泉水

みとりやる髪の一筋一筋の冬日  井泉水

(この俳人のことは知りません。でも、何か一筋縄でいかない何かをもっているような気がします。ちょっと興味をもちました。)

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面接の額に白髪へばりつき  あきオジ


芍薬の影で黒猫ねむりこむ  あきオジ

2011-05-29 16:43:17 | 日記
神代植物公園です。

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今日も夕陽となつて座つて居る  放哉

夕べ鐘が鳴る鳴る雲の色変わる  放哉

(当たり前の風景が放哉にはしみじみした感性に伝わってくる。多くの句を読んでいると、当たり前が新鮮に見えるのが面白いですね。)

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NHKがエベレスト登頂の記録を放映していました。
世の中に、無駄で役立たないことに夢中になる。
そんな姿に感動しました。
このような番組はいいですね。

夫婦で大岸壁に挑戦した記録映画を見て感動したことが思いだされます。
いわゆる役に立たないことに夢中になっている姿は美しいですね。

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青と青亀裂となりし地平線  あきオジ

2011-05-29 06:36:40 | 日記
神代植物公園

月の出の船は皆砂浜にある  放哉

すつかり病人になつて柳の糸がふかれてゐる  放哉

春の山うしろから烟が出だした  放哉

(最後の一句ですね。私には時間がありそうです。ゆっくり放哉も楽しみましょう。「放哉を楽しむ」といより、「放哉で楽しむ」くらいがちょうどいいですね。俳人を目指すわけでもなく、専門家になりたいわけでもありませんから、いっぱい寄り道していきましょう。)


露草さけど原発しかない浜となり  あきオジ

2011-05-29 05:44:06 | 日記
神代植物公園
オオムラサキツユクサですね。

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妻が留守の障子はぽつりと暮れたり  放哉

お盆にのせて椎の実出されふるsと  放哉

(死を迎えた時、放哉は誰にも知らないでほしいと周囲の人に伝えたそうです。それはそれで壮絶ですが、そのような願いを聞いてくれる人がいたのですね。)

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