あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

山ぼうし人なき庭で花散らし  あきオジ

2011-05-24 17:40:14 | 日記
昭和記念公園
花みずきの後はやまぼうし
それぞれがそれぞれの季節をもっているのですね。

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山深し樫の葉落ちる紅葉散る  子規

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座り込む児しかりたる梅雨の朝  あきオジ

梅雨入りを気にする今朝のニュースかな  あきオジ

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国が子育てをするのだそうです。
いっそのことしつけや就職活動もお願いしたらいいかもしれません。
いや、もうそうなっているのだそうです。

若い人たちがそれでいいのなら
それでいいのですがね。

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カルメン芥子の丘を乗り越えた  あきオジ

2011-05-24 17:37:16 | 日記
昭和記念公園

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まづしけれどやすらかなり  山頭火

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けたたましい子の喚き声雨に消え  あきオジ

大人げのない親と子雨にぬれ  あきオジ

負けること知りて子は泣くそれしかない  あきオジ

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自然をうたっても、時代を詠わないのが最近の俳句事情でしょうか。
大げさな表現、気恥かしくなるような優しさの表現

今朝、本屋で俳句雑誌を読んでいて
「御稽古ごと」そのものなのだと思ったけれど
それでいいのだ。

俳句形式は役割を果たしたのだ。

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睡蓮を土俵に見立てる蛙かな  あきオジ

2011-05-24 17:33:29 | 日記
昭和記念公園

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暗黒や関東平野に火事一つ  兜太

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どたばたでカバンで覆う衆雨あり  あきオジ

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ベルリオーズの歌劇「トロイの人」を聞きました。
えんえん3時間でした。
西欧音楽は絵画と同じで
空白、間合いを絵具で塗りつぶすようなことをします。
それが息苦しいですね。
体のつくりの差でしょうか。

聞いていただけですので感想はありません。
いろいろ演出は凝っていますし
趣向も面白いですが
目先を変えただけです。
でも、それでいいのでしょう。

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睡蓮の池に流れる蜻蛉かな  あきオジ

2011-05-24 04:48:47 | 日記
昭和記念公園

何でもいいから文字にして残す
それが私のやり方。
文章は面倒だからめったに書かない。

それでけっこう間に合っている。
しばらくは、振り返らないでおきましょう。

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石垣に中途半端な削りあと  あきオジ

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炎天をいただいて乞い歩く 山頭火

へうへうとして水を味ふ  山頭火

身のまはりは草だらけみんな咲いてる  山頭火

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音楽はリズムである。
テレビでN響定期演奏会でマリティン・グルービンガーの打楽器演奏を聞いて
そう思いましたね。
メロディーが消えて、繰り返しの陶酔が消えた現代音楽で
残ってほしいのは原始音楽のリズムですね。

和太鼓も同じです。
和太鼓も足を使って重層的な音楽にしたら面白いのになあ
そんなことを思っていました。

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