あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

海なりが崩壊感覚撃ち抜いた  あきオジ

2011-05-10 21:05:45 | 日記
江ノ電

・・・・・・

仏にひまをもらつて洗濯してゐた   放哉

(このような句を読むと涙がどどっと出てきますね。なぜでしょうか。重い人生を背負っても、語らず、漏らさず、とにかく働いている。そんな人生を重ねてしまうからでしょうか。)

・・・・・・・


梵鐘の音にふるえる牡丹哉  あきおじ

2011-05-10 20:14:35 | 日記
長谷寺の牡丹です。

・・・・・・・

草もなき大井がわらに鳴雲雀   一茶

上野から時雨で来るや車坂  一茶

(今日は仕事で疲れました。疲れると俳句を選んでいても共鳴したり、「これがいい」という思いになりません。それが不思議なのです。素人で経験もないものでもそうなのです。専門にやっている人ならなおさらでしょうかね。)

竹ゆれて風の行くへを追う蜻蛉  あきオジ

2011-05-10 20:03:15 | 日記
長谷寺です。

・・・・・

蜻蛉すいすい夕焼流る水流る  井泉水

けふはいちにち光なき海が悶え寄る  井泉水

芝居幟風に鳴る荒海の町に  井泉水

(放哉、山頭火の師匠に当たる俳人。だから、どうというわけではないのですが、鑑賞にする対象としては面白いと思いました。最初、面白いと思っても、何回かとりあげると魅力ある句が見当たらないことが多いので、気楽に探して見ましす。)


長き指ふれて涼しき夏木立  あきオジ

2011-05-10 06:02:27 | 日記
長谷寺です。
長谷には大仏のある寺も近くなのですが
なぜか、その気になれないのです。

・・・・・

大寺や主なし火鉢くわんくわんと  一茶

縞もしま大名じまの芒哉  一茶

・・・・・・

明日はバラ展です。
天気がよければ出かけるつもりです。
どうなるのでしょうかね。

写真も体力が衰えると
いっぱい撮る気力が出てこないですね。

・・・・・・・


星降りし帰る犬はためらわず   あきオジ 

2011-05-10 05:53:15 | 日記
長谷寺です。
興味ある寺ではありませんが、江ノ電の沿線にある寺があるのです。
そこでついつい寄ってしまいます。
鎌倉には寺が多いのですが
雰囲気があるというか
時代の匂いを感じる寺は探さないと見つかりません。
そこが面白いですね。

・・・・・

麦まいてしまひ嵐吹く日ばかり  放哉

今朝の霧濃し先生として行く  放哉

(放哉が俳句を見出さないで、師との交流がなかったとすれば、そんな仮定をしてあれこれ想像します。それだけでも放哉の句に出会えてよかったですね。そうでなかったら「開き直りの人」としか見なかったでしょうね。俳人も歌人もそれなりの人より、「あれれ」の人の方が面白いですね。)

・・・・・・