あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

子を抱いた手に信玄餅ゆれており  あきオジ

2011-05-26 18:39:08 | 日記
昭和記念公園

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風吹く家のまはり花無し  放哉

(山頭火にしても放哉にしても句友に無心はするし、アルクール依存症だし、飲癖が悪く、からむし、尊大だし、周囲の人は迷惑するし、一緒に生活することなどできない人だったのですね。私も俳人であっても「社会人であることが前提にあって」ということになりますね。そんな中途半端じゃ芸術は理解できませんかね。でも、それでいいかも。)

地に生きるふとき指の夫婦哉  あきオジ

2011-05-26 18:36:14 | 日記
昭和記念公園

夏真昼死は半眼に人を見る  飯田蛇笏

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寂として客の絶間のぼたん哉  蕪村

ちりて後おもかげにたつぼたん哉  蕪村

(こうなると絵画的世界というか掛け軸の世界ですね。発想の貧しい私には絵の方が現実的ですね。牡丹と芍薬の区別ができない者にとっては、このような句はときとして「知ったかぶり」を演じなければなりませんからね。)

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牡丹散り緑だけが残る庭  あきオジ

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小刻みに震える指かむ受験生  あきオジ

2011-05-26 18:33:26 | 日記
昭和記念公園です。

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朝がほや一輪深き淵のいろ  蕪村

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朝顔が首出す窓をそっとあけ  あきオジ

窓を開け人の気配で天気知る  あきオジ

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「江青」を取りあげた番組を見ました。
コメンテイターの語り口が歯切れよく面白かったです。
過ぎてしまうと、怖さが消えてしまうのです。

その気になって時流に乗ると必ず失墜する。
この番組をして、そんな気がしました。
江青だけでなく、文化大革命で先頭に立っていたいた人は
いま、何をしているのでしょうか。
相変わらず時代の先頭にたっているのでしょうか。

そして、自分にどのような説明を準備しているのでしょうか。

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学生寮夕陽に迷う雲かかり  あきオジ

2011-05-26 18:29:15 | 日記
昭和記念公園

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いな妻や浪もてゆへる秋津しま  蕪村

(江戸時代の風景画の世界を思い出しますね。絵画的というと虚構を現実であるかのように見せるもの、写真は目に残らないような細部を再発見するものです。同じようで同じではないのですね。)

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野球には興味がありませんが、野球チームというか選手のファンになって夢中になるのも老人の楽しみとしては元気でいいですね。Jリーグでもいいから楽しみたいですが、今は距離的なことで現場にいけません。それに夜が多いですからね。あれこれ理由を考えるよりできる工夫をしてみましょう。

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言いわけをききて親は夕涼み  あきオジ

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私の暮らしている新興住宅地では子育てしている母親がけっこういますね。
自分の育て方に自信をもっているような母親もいれば
ペットと錯覚しているような母親もいます。

でも生きるために懸命であったり
貧しさを乗り越えようと懸命であったり
そんな戦後の姿はどこにもありません。
それはそれ。
自分たちの子育てのつけは親が払い
子が払うのですから。