あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

赤さつき色だしきって地に落ちる  あきオジ

2011-05-30 05:48:52 | 日記
神代植物公園

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いづこより礫うちけむ夏木立  蕪村

酒十駄ゆりもて行くや夏こだち 蕪村

(「駄」は馬一頭が運ぶ重量の単位だとか、解説を読むとなるほどと思ってしまいます。今日発見の句です。絵画的風景として見ているのが面白いですね。蕪村の句には「現場の当事者」という臭いが感じられないのが現代的で面白いですね。)

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「深い河」(遠藤周作著)に
「成瀬さんのように理屈で割りきる勇気もないのです。」という台詞が出てきます。
本を読み、議論しているうちに説明がつかないことは否定される運命にあると思い込むようになるのですね。
そんな時代の空気がありましたね。

理屈で説明できることこそ嘘くさい。
今の時代の空気はそんなところにありますね。

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艶やかで溢れる香り薔薇が好き  あきオジ

2011-05-30 05:35:56 | 日記
神代植物公園です。

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美しき朝日昇る昇るはやまぶしきばかり  井泉水

(「美しい」を自然を取りあげて表現するのが俳句。そんな思いこみを裏返したのでしょうかね。内容も分かりませんが、作者の思いこみで作られた俳句は多いですね。多くは読んでいませんが、最近では、一茶の句にそれが多いように感じます。)

日のましたはるかにはるかに浪立てり  井泉水

(この繰り返しが技巧の一つなのですね。いかにも海のひろがりを表現している。そんな感じが好きです。いろいろな人が海のおおらかさの表現に挑戦しているのですね。きっと、結社の「いただきました」などと言いながらの合評で、あれこれ研究しているのでしょうね。)

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台風は熱帯低気圧に変わったそうです。
昨日写真を撮りに出かけられませんでした。
どうしましょうか。

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放哉を求めて海に向かう朝  あきオジ

2011-05-30 05:22:26 | 日記
神代植物公園です。

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海見て咳いて寝てしまう  放哉

熱の眼に船の帆大きく動く 放哉

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録画しておいた「法然上人絵巻」を見ました。
特に興味があるというわけでもないのですが
このような番組が好きなのです。

多少の緊張をしながら、当時の絵描きはどのような思いで描いていたのだろうか
どのような人がプロデューサーだったのだろうか
そんな絵巻物以外のことを想像しながら見ています。

最近は、エベレスト登頂番組を見たいですね。
ハイビジュンで撮影されたそうです。

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