あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

艶やかで溢れる香り薔薇が好き  あきオジ

2011-05-30 05:35:56 | 日記
神代植物公園です。

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美しき朝日昇る昇るはやまぶしきばかり  井泉水

(「美しい」を自然を取りあげて表現するのが俳句。そんな思いこみを裏返したのでしょうかね。内容も分かりませんが、作者の思いこみで作られた俳句は多いですね。多くは読んでいませんが、最近では、一茶の句にそれが多いように感じます。)

日のましたはるかにはるかに浪立てり  井泉水

(この繰り返しが技巧の一つなのですね。いかにも海のひろがりを表現している。そんな感じが好きです。いろいろな人が海のおおらかさの表現に挑戦しているのですね。きっと、結社の「いただきました」などと言いながらの合評で、あれこれ研究しているのでしょうね。)

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台風は熱帯低気圧に変わったそうです。
昨日写真を撮りに出かけられませんでした。
どうしましょうか。

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放哉を求めて海に向かう朝  あきオジ

2011-05-30 05:22:26 | 日記
神代植物公園です。

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海見て咳いて寝てしまう  放哉

熱の眼に船の帆大きく動く 放哉

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録画しておいた「法然上人絵巻」を見ました。
特に興味があるというわけでもないのですが
このような番組が好きなのです。

多少の緊張をしながら、当時の絵描きはどのような思いで描いていたのだろうか
どのような人がプロデューサーだったのだろうか
そんな絵巻物以外のことを想像しながら見ています。

最近は、エベレスト登頂番組を見たいですね。
ハイビジュンで撮影されたそうです。

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ビル街に傘の流れは消えてゆき  あきオジ

2011-05-29 17:18:38 | 日記
神代植物公園

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松風に明け暮れの鐘撞いて  山頭火

ひさしぶりに掃く垣根の花が咲いてゐる  山頭火

(山頭火の句を理解するなどといことは考えたことがありません。ただ、面白ければそれでいい。いかにも「俳句風」を創出した句よりも面白い。山頭火は、そこがいいのかもしれませんね。もちろん、そんな軽い扱いをするとなると「むっ」とする研究家も多いでしょう。でも、今の私はそんなものです。それにしても、語数が少ないのが面白いですが、窮屈過ぎますね。)

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放哉が亡くなった後、山頭火は放哉の墓参りにきていますが、二人が遭遇したらどうなったでしょうかね。酒を飲んでいるうちに、議論になり、大げんかになり、罵りあう。それがもっとも可能性がありそうですね。逢わないでよかったと思うしかありません。二人はそれぞれの句をどのように見ていたか、ちょっとだけ興味がありますが、そのような想像は趣味が悪いですね。

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ときの鐘祈願の人の背中押す  あきオジ

2011-05-29 17:06:45 | 日記
神代植物公園

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たつぷりと鳴くやつもいる夕ひぐらし  兜太

(表現の面白さで楽しませる句ですね。まさに、乗り越えた人だけに許される表現ですね。)

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荷がおろされて寒い馬よ雨降る  井泉水

みとりやる髪の一筋一筋の冬日  井泉水

(この俳人のことは知りません。でも、何か一筋縄でいかない何かをもっているような気がします。ちょっと興味をもちました。)

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面接の額に白髪へばりつき  あきオジ


芍薬の影で黒猫ねむりこむ  あきオジ

2011-05-29 16:43:17 | 日記
神代植物公園です。

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今日も夕陽となつて座つて居る  放哉

夕べ鐘が鳴る鳴る雲の色変わる  放哉

(当たり前の風景が放哉にはしみじみした感性に伝わってくる。多くの句を読んでいると、当たり前が新鮮に見えるのが面白いですね。)

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NHKがエベレスト登頂の記録を放映していました。
世の中に、無駄で役立たないことに夢中になる。
そんな姿に感動しました。
このような番組はいいですね。

夫婦で大岸壁に挑戦した記録映画を見て感動したことが思いだされます。
いわゆる役に立たないことに夢中になっている姿は美しいですね。

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青と青亀裂となりし地平線  あきオジ

2011-05-29 06:36:40 | 日記
神代植物公園

月の出の船は皆砂浜にある  放哉

すつかり病人になつて柳の糸がふかれてゐる  放哉

春の山うしろから烟が出だした  放哉

(最後の一句ですね。私には時間がありそうです。ゆっくり放哉も楽しみましょう。「放哉を楽しむ」といより、「放哉で楽しむ」くらいがちょうどいいですね。俳人を目指すわけでもなく、専門家になりたいわけでもありませんから、いっぱい寄り道していきましょう。)


露草さけど原発しかない浜となり  あきオジ

2011-05-29 05:44:06 | 日記
神代植物公園
オオムラサキツユクサですね。

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妻が留守の障子はぽつりと暮れたり  放哉

お盆にのせて椎の実出されふるsと  放哉

(死を迎えた時、放哉は誰にも知らないでほしいと周囲の人に伝えたそうです。それはそれで壮絶ですが、そのような願いを聞いてくれる人がいたのですね。)

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初夏の聲虎柄紙に書きとめる  あきオジ

2011-05-28 17:28:19 | 日記
神代植物公園

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あすは来るといふ雨の蕗を煮ておく  山頭火

(上機嫌を感じる句ですね。そんな軽快さもないと、息苦しくなってしまいます。ひらがな文字で単純明快、そんな俳句もどきが作れれば、自分の人生記録になりますね。他人に勧めるより、自分が実践すればいい。それだけの話ではあります。)

春はゆき鉢の子もつてどこまでも  山頭火

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「晴れ、どきどき散歩」(ブログ)を内容を一新しよう思っています。
でも新機軸があるわけでなく、今のままでは、「何か」を引き出すチャンスにはならないと思ったからです。
とりとめのない流れを考える年齢ではありません。

一つずつ削りながら
のこったものが自分の抜けがらなのだ。
そんな思いに達することができれば
それなりにいいかなと思っているのです。

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田植えすみとりあえずの立ち上がり  あきオジ

2011-05-28 17:16:24 | 日記
神代植物公園で開催中のさつき展です。

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春風に箸を掴で寝る子哉  一茶

(こども大好きなのに、子に恵まれながら成人まで生きられなかった。時代背景もあるでしょうが憐れな話ですね。子を死なせた妻を詰る一茶も気の毒ですが、もっと気の毒なのは一茶ではなく、その妻なのですね。そんなことを連想しながらこの句を選びました。)

竹ぐれで手習いをするまま子かな  一茶

(このような句を一茶が作ると胸が痛くなりますね。両親の不仲、義母との確執、腹違いの弟との財産争い、そして、夭折してしまう子ども、修羅場でもあった家庭などを思うと、一茶にあれこれ注文するつもりもなくなります。それぞれが人生の錘を引きづっているのですね。)

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徳永英明のDVD(珍しく購入したDVDです)を聞きながら更新作業をしています。
なぜ、この時代に徳永英明が人気なのでしょうか。

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