あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

大雨の日曜日もありがたし  あきオジ

2011-08-21 07:07:20 | 日記
小金井公園

起きたら3時
寝直したら5時半でした。
気圧のせいでしょうかね。
まあいいか。

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咲いて一りんほんに一りん  山頭火

膝に酒のこぼれるるに遭ひたうなる  山頭火

干物干して蕾はまだまだかたい  山頭火

梅はちりぎはのお豆腐をもらうてもどる  山頭火

(山頭火は放哉のような不器用さではなかったようですね。人の好意にするよりながら、それなりの愛嬌で対応していたし、表現にも憎めないものがあったのでしょうかね。そんな気がします。上記の句などにも温もりのような臭いが感じられますね。)

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日々のこと言葉にしては捨てる夏  あきオジ

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俳句は、言葉にして捨てる。
そんな役割を担っているような気がします。
芸道でも芸術でもなく、捨て去るために作る。
そんな気がします。
それで十分です。

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蔦からむ松にのぼりし蟻の列  あきオジ

2011-08-21 06:42:11 | 日記
小金井公園です。
建物を展示したコーナーが充実しています。
東京都もなかなかやりますね。

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青空ちらと見せ暮るるか  放哉

(細部に向ける放哉を思うと痛いですね。細部にしか目がいかないのか、それとも、これまで気づかなかったことに目が行くようになったのか、あれこれ思いますが、視野が極端にせまくなっているように思えます。その分、思いはどこまでも深く沈んでいくのでしょうかね。)

ばたばた暮れきる客がいんだ座ぼとん  放哉

(こんな言い方は失礼ですが、放哉のような最高学歴をもち、一流会社に就職し、句会でもそれなりの評価を得た男が、堂守のような暮らしをしていることは、耐えらないことではなかったのではないでしょうか。それでなくても謙虚な人柄とも思われず、人の好意を食いつくすような人がらですから「諦観」とは、別の意味合いがあったのではないでしょうかね。そんな放哉が座ぶとん意識している。「それもありかな」と言い聞かせている姿がいいですね。)

めっきり朝がつめたいお堂の戸をあける  放哉

(この句、お気に入りなのです。言葉の選び方も、流れもいいですね。何と言っても、淡々としていて、作者の姿が見えますね。芭蕉のように傍観的立場を崩さなかった俳人のものと違った世界が見えますね。)

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今日は朝から雨です。
古書店めぐりはどうしましょうか。
本は傘をさしながらもつのは大変なのです。

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雨上がり風船蔓行くてなし  あきオジ

2011-08-21 06:33:45 | 日記
小金井公園です。
ここでもゴーヤを育てたり
朝顔を植えたり
工夫をしていますね。
ここでもボランティアが活動していました。

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鳩の声身に入(しみ)わたる岩戸哉  芭蕉

湯の名残(なごり)今宵は肌の寒からむ  芭蕉

乳麺の下たきたつる夜寒哉  芭蕉

(このような句にであうと説教がましい内容もなくほっとします。江戸時代の風俗が感じられて楽しい句ですね。)

深緑それでいいのだ夏なのだ  あきオジ

2011-08-20 21:10:34 | 日記
小金井公園です。

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私は面倒なので、俳句の解説はほとんど読みません。
ですから、大部分は理解できません。
そんなこともあり、アップする句を探すのは大変なときもあります。
自分が解説抜きで理解できた。
そんな句を選んでいるのです。

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山陰や身を養はん瓜畑  芭蕉

闇夜きつね下ばう玉眞桑  芭蕉

めづらしや山を出羽の初茄子  芭蕉

(俳句には、いかにも俳句であるという句もあります。名刺代わりの句もありますから、芭蕉の挨拶句もあっては不思議はないし、挨拶風の句が多いのも当然のことなのですね。当時の俳句の師匠は「よいしょ」しながら、月謝で生計を立てていたのですから、儀礼的な句も流通していたのでしょうね。そんなことで仰々しく観賞会を準備して、合評会等を行ったのですね。そうなると観察のリアルさより、観念的な世界ので疑似自然を楽しむ技法が優先されるのは当然ですね。)

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あああの一輪唐招提寺の夏椿  あきオジ

2011-08-20 20:41:59 | 日記
小金井公園です。
なかなか立派な公園です。
桜の季節に一度来てからですから
4月ぶりでしょうか。
今は猛暑の夏ですから
人は少ないですね。

ベンチで話し込む老夫婦がいいですね。

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すでにあかつき仏前に米こぼれあり  山頭火

血がにじむ手で泳ぎ出た草原  山頭火

赤とんぼ夥しさの首塚ありけり  山頭火

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唐招提寺の解体工事を取材した番組
その2回目を見ていました。
ついつい夢中になってしまいますね。
なぜか、好きなのですね。

歩きたいひたすら歩く夏の星  あきオジ

2011-08-20 20:22:53 | 日記
小金井公園です。
武蔵小金井からバスで20分
広場は大きいし、たてもの公園も充実してきていますね。
紅葉の季節にまた出かけましょう。

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小原女の五人揃ふてあはせかな  蕪村

虫干や甥の僧訪ふ東大寺  蕪村

月に対す君に唐網の水煙  蕪村

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草間弥生を取材した番組を録画しておいたので見ました。
80歳を越えてもパワーに溢れている。
面白い人がらでもあるし
目が離せないアーチストですね。

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「健康茶」そんな時代の夏終わる  あきオジ

2011-08-20 05:36:45 | 日記
神代植物公園です。
人それぞれなのでしょうが
私は、仕事がない日はほっとしますね。
ストレスが多いのでしょう。
そろそろ引退したいですね。

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なんと丸い月が出たよ  放哉

とんぼの尾をつまみそこねた  放哉

(童心に帰るというようなことではなく、ただただ、することもなく蜻蛉に目が向いた。それまでになかった生活が広がっている。そんな句なのでしょうか。そこそこ「それでいいじゃないか」が含まれているのですね。素敵な句です。)

流れに沿うて歩いてとまる  放哉

静かなるかげを動かし客に茶をつぐ  放哉

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最近、旅に出ませんね。
旅するよりも、家でじっとしているのが好きなのかもしれません。
それより日帰りの取材程度が気に入っているのです。
人はいつ、どのように変わるか分かりませんね。


夜明け前一句作りて日が暮れる   あきオジ

2011-08-20 05:16:17 | 日記
神代植物公園です。

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つかれた脚へどんぼとまつた  山頭火

枯山飲むほどの水ありて  山頭火

法衣こんなにやぶれて草の実  山頭火

旅のかきおき書いておく  山頭火

(同じ季節を「こんなことを感じながら歩いている人がいるのだなあ」が山頭火の魅力です。俳句のできについては、分かりませんし、興味がありません。)

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朝、4時から5時までに起きます。
目覚ましをかけませんから、起きたいときが起床時間です。
テレビの爽やかウンドーという音楽だけで暮らしを描いた番組を流します。
「あきオジの風景」「朝日のように爽やかに」「あきオジのつぶやき」
の三つのブログを更新しますが、気分次第で進めます。
朝食を含め8時には更新を終わります。
楽しい時間ですが
なぜか、選ぶのも面倒
何も浮かんでこない日もありますが
そんな日は
「続けるだけでいいじゃん」という思いになります。
負担にならないように、もう少し分量も回数も少なくしたいのですが
馴れると、その器になじんでしまいますので
あと、少しだけ頑張ってみます。

日中は仕事がある日は仕事
ない日はカメラをもって出かけます。
神代植物公園と昭和記念公園はだいたい週に一回程度
その外の場所は、週に一回ていど気分によって出かけます。
午後2時には帰るようにしていますが、そのときに状況によります。

家に戻ると、古典的な俳句集と万葉集等をさらっと読みます。
深読みしません。疲れる読み方はしません。
研究的な読み方もしません。私流です。
それとイラストを一枚描きます。
気分がよければ、葉書大のものに描きますが
最近はパソコンで描いています。

そして、午後の更新をします。
「あきオジの風景」と「朝日のように爽やかに」の二つを更新します。

それで一日のノルマは終了です。
夜は、ドキュメント番組を一本見て終わります。
シンプルライフです。

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風のまま台でやすむ蜻蛉かな  あきオジ

2011-08-20 04:54:38 | 日記
神代植物公園です。


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能なしは罪も又なし冬籠  一茶

今春が来たよふす也たばこ盆  一茶

正月やごろりと寝たるとつとき着  一茶

(「とつとき着」は晴れ着の意・これらの句を読むと信州の暮らしなのかなと思いますね。いまでも、東京の生活には「あらねばならない」というような、奇妙な緊張がありますね。)

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私の句を選ぶ基準はありません。読んでそこそこ意味がわかること、それだけです。最近は季節など気にしません。手にとった句集が第一の基準で、開いたページが第二の基準で、その周辺の句の中で、自分なりに理解できれば、それを選びます。上等な句であるかどうかなど分かりませんから、気にしません。そうなると、山頭火の句が多くなり、現代俳句が極端に少なく、古典的な句では芭蕉が少ないような気がします。それが私の鑑賞眼の程度です。結社で勉強なさったり、吟行を楽しみながら上達を目指している人もいるでしょうが、私は自分のスタイルで楽しんでいます。

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俳句は作ろうと思った時が、楽しいですね。
言葉は探すのではなく、飛び込んだものをそのまま書きます。
ということはテーマなど最初からないのです。
季語は最初から念頭にないのですが、とりあえず、独りよがりにならないように意識しています。
でも、季語に振り回されないように、なしで作りたいですね。
そんな時期が来るのでしょうか。
今は、たくさん作って、捨てる。
それですね。
推敲もしなければ、振り返りもしていません。
それがいいですね。
「比較せず」
「反省せず」
「努力せず」
それでけっこう楽しんでいますから
これからもそれでいきます。

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さしずなくも一列になり西瓜食べ  あきオジ

2011-08-19 19:36:06 | 日記
神代植物公園です。
雷の音も豪快でいいですね。

光、雷鳴、そして雨降りの段取りが楽しいですね。

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向日葵の名残花が塩田の夕風に  山頭火

馬車音がかすかに一座黙し暮れぬ  山頭火

たばこやにたばこがない寒の雨ふる  山頭火

ほどよう御飯が炊けて夕焼ける  山頭火

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