あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

ほうずきを飾りし縁で眠る猫  あきオジ

2011-08-19 19:07:36 | 日記
神代植物公園です。
赤の花だけ集めました。
どうでもいいことでもはじめるとこだわりが生まれるものです。

・・・・・・・

北国や家に雪なきお正月  一茶

春立つや二軒つなぎの方住居  一茶

つり鐘の中よりわんと出る蚊哉  一茶

松の木に馬を縛つて角力哉  一茶

・・・・・

(一茶を程度が悪いと評価しない人、反対に評価する人、その行ったり来たりするのが一茶なのかもしれません。でも、100年後には芭蕉も評価を下げているかもしれません。私は伝統的な教養的な芸事として続いていると思いますが、現在のような過剰な評価はなくなっているように思えます。)

・・・・・・

雷鳴の広場を闊歩里帰り  あきオジ

・・・・・




衆雨きた遊びにかえた子は眠る  あきオジ

2011-08-19 18:44:41 | 日記
神代植物公園です。
雨に降られ雨宿りしている気分もいいものです。

今日から夏休み
といっても、常に連休のようなものですが
しばらく、遊び回ろうと思います。
といっても周辺ですけれどね。

・・・・・・・

小田原で合羽買たり五月雨  蕪村

さみだれや水に銭ふむ渉し舟  蕪村

さみだれや大河を前に家二軒  蕪村

袷きて身は世にありのすさび哉  蕪村

・・・・・・・

このごろまた新しい挑戦を考えるようになりました。
中途半端など気にしないで、面白いことには飛びつきたいですね。


西瓜食う午睡のめざめ終わりたる  あきオジ

2011-08-19 06:28:33 | 日記
神代植物公園です。
花もいいですが
人の歴史にも魅力を感じています。
生活の臭いがある風景に魅力を感じますね。

・・・・・

笠をぬぎしみじみとぬれ  山頭火

ほととぐすあの山こえて行こう  山頭火

朝露しつとり行きたい方へ行く  山頭火

(晩年になって一気に境地がステップアップしていく過程を丁寧に読んでみたいですね。最晩年の句は圧倒的ですね。これらの句は山頭火独自の世界ですね。宗教観ではなく俳人としてのものであるような気がしますね。)

・・・・・・・

忘れ去りのこされた麦の穂集めたり  あきオジ

・・・・・・・

マンションの隙間を探す秋の風  あきオジ

2011-08-19 06:21:16 | 日記
神代植物公園です。
江戸時代の風俗そして言葉
その知識があったらもっと楽しめそうですね。
俳句に馴れることができたら
そんなアプローチもしてみたいですね。

・・・・・

短夜に竹の風癖直りけり  一茶

涼風や力一ぱいきりぎりす  一茶

涼風に月をも添へて五文哉  一茶


・・・・・

「人間の条件」
そして「唐招提寺の再建の記録」
そんな番組を見ています。
更新をしながらの「ながら」鑑賞です。
そろそろそんなやり方から抜け出さないといけませんね。

それにしても唐招提寺修復再建の記録を見て感動しました。

・・・・・


酔芙蓉唐招提寺の縁に咲き  あきオジ

2011-08-19 06:11:19 | 日記
神代植物公園です。

・・・・・

ほととぎす平安城を筋違に  蕪村

不二ひとつうづみのこして若葉哉  蕪村

藤の花雲の梯(かけはし)かかる也  蕪村

(俳句は季節に合わせて、その季節の句を読むというのが一般的ですが、過ぎ去った季節を楽しむと言うか、見落とした季節を楽しむ。そんな鑑賞の仕方もあるような気がします。鑑賞法いろいろですね。)

・・・・・・

石仏や人さし指に蜻蛉かな   あきオジ 

2011-08-18 18:54:11 | 日記
昭和記念公園です。

・・・・・・

干物干して蕾はまだまだかたい  山頭火

雪もよひたうたう雪になつてひとり  山頭火

ともかく昼寝の枕一つ持つ  山頭火

誰にも逢はない道がでこぼこ  山頭火

・・・・・

夜になっても気温は下がりません。
クーラーはフル回転です。
節電など無視です。

それでいいのか
悪いのか。

・・・・・


向日葵の畑につきだす顔一つ  あきオジ

2011-08-18 18:52:57 | 日記
昭和記念公園の日本庭園です。

・・・・・・・

負けまじき角力を寝物がたり哉  蕪村

斧入れて香におどろくや冬木立  蕪村

うつつなきつまごごろの胡蝶哉  蕪村

麦刈て遠山見せよ窓の前 蕪村

・・・・・・・

猛暑でした。
ズボンも汗でべったりです。
そんな夏です。

・・・・・・

日焼けした腕細くして夏終わる  あきオジ


向日葵が背伸びしている暑さかな  あきオジ

2011-08-18 18:51:17 | 日記
昭和記念公園の向日葵です。
向日葵はいっぱいあるから向日葵です。
そう思いませんか。
私は勝手にそう思っています。

・・・・・・・

秋猫の目の糸ほどに恋ひわたる  蛇笏

大江戸の街は錦や草枯るる  蛇笏

山晴れをふるへる斧や落葉降る  蛇笏

門前の花菜や涅槃像  蛇笏

(分かるような分からぬような。そんな句げ延々と続くと疲れますね。飯田蛇笏の句であって、理解できる句を探すのは大変です。困ったものです。どうしてこのような状態になったのでしょうか。そんなときには伊藤園のサラリーマン川柳とか日本一短い手紙などの応募作品を読みたいですね。)

・・・・・・

山頭火自分を生きる冬景色  あきオジ

2011-08-18 06:50:48 | 日記
昭和記念公園の向日葵です。

・・・・・・

たましひのたとえば秋のほたる哉  蛇笏

さるほどに泣きこゑしぼる音頭取  蛇笏

向日葵に鉱山びとの派手浴衣  蛇笏

(飯田蛇笏、荻原井泉水が、現代作家に誘う作家になりそうです。なかなか、いい作家に巡り合えないし、理解するのが難しい句が多いのですが、この二人の句なら、道案内になりそうです。まあ、ぼちぼち。続けていけば新しい展開があるでしょう。)

・・・・・・

経の仕事が終われば、夏休みに入ります。
9月まで仕事はありません。
何も予定はありません。

広げるより、深くする。
それが年寄りには似合いそうです。

・・・・・・・

朝から「薬師寺」を紹介したビデオを見ました。
時代を越えて、問い掛ける仏像も貴いですが、
その仏像や建物を作った職人の姿を想像して感動しています。
そんな年代に入ったのですね。

・・・・・






秋風が吹きぬけホームに人疎ら  あきオジ

2011-08-18 06:14:47 | 日記
昭和記念公園の日本庭園です。

・・・・・・

秋風あるいてもあるいても  山頭火

春の山からころころ石ころ  山頭火

死をひしひしと水のうまさかな  山頭火

(放哉と山頭火の資質はずいぶん違っているのでしょうが、私には分かりません。ただ、山頭火は詩人の心があり、容易に発揚する軟らかさがあるように思えるのです。柔軟というかしまりのない生活を反省することもあるけれど、簡単に崩してしまう。それでいて方向は大きく歪んでいないし、何といっても、歩き続けることは止めない。そんな気がするのです。)

・・・・・・・