平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い1441 生の終え方

2019-03-10 08:49:04 | 日記
 
人工透析していた方が、人工透析の辛さから、お医者さんが人工透析を中断する選択もあると話され、
中断を選び、数日後、亡くなった。
高齢化が急速に進んでいる今、ターミナルケア(終末期のケア)の在り方が、大きな問題です。
お医者さんは、「もう助かる見込みがない」方でも、本人・家族の意向が、「なんとかして」と言われる
か、意志か確認が出来ない限り、最新医術を駆使、「何とかしよう」と頑張っていらっしゃる。
胃瘻など、手を尽くされ、時には、植物人間の様になっても、「兎に角生きている」ことに全力を上げる。
終末期のガンや、老衰等、状況によって変わるのでしょうが、最近
「衰弱しているお身体に、もう、これ以上苦しめてもいいものか」との考え方で、手をほどかさず、
「本人の好きなように」過ごしてもらい、「ろうそくの灯が消えるように人生を終える」ことを、選択肢
として、お勧めするお医者さんや施設が増えつつあるようです

人間は、生まれてくる時も選べないが、自殺以外には、死ぬ時も選べない。
終末期のガンや、老衰等、医療が届かないと解っている場合、死を選ぶと言うより、「生の終え方」をどう
選ぶかということのように思えます。

樹木希林さんが、ある雑誌のインタビューで、
「私はね、女優としてではなく、一人の人間として、ひっそりと逝きたいのよ。だから、もし私が表舞台から
姿を消しても、決して追いかけないでね」
と、延命治療をしないで、逝きました。
正解が無いだけに、ターミナルケアは、本人・家族が、「生をどのように終えたいか、終えさせてあげたいか」
に掛かっている、と思います。
他人事ではない私としては、樹木希林さんの逝き方がいいなあ、と思っています。


ウォーキング中、春の花にいっぱい会えるようになりました。