史上最高額101兆円来年度予算が、27日に成立した。2兆円の消費増税対策を盛り込んだ予算である。
それでも、安倍総理は、「リーマン・ショック級の出来事があれば先送りする」と、消費増税を先延ばし
する余地を残す発言をしている。
安倍総理は、2014年11月、2016年6月、2度も消費増税延期を決めた。
選挙に勝つためだった。選挙に勝つためにはなりふり構わないのである。
「消費増税延期」をぶち上げたり、弱小野党の混乱を好機にして、選挙で勝ってきた。
歴代政権は、消費税導入を提唱した大平内閣(1979)、消費税3%施行した竹下内閣(1989)、国民福祉税7%
を提唱した細川内閣(1994)、消費税を5%に引き上げた橋本内閣(1997)、財政改革のためには消費税10%
必要と発言した菅内閣(2010)、消費税8%から10%に増税する法案を成立させた野田内閣(2012)は、
選挙での惨敗などで退陣となった。
安倍総理は、この先人たちの退陣を学習、目先の「自分ファースト」で、消費税を利用してきた。
2014年12月には、「消費増税1年半延期すること」を国民に審判してもらうと、衆議院を解散し、
総選挙で大勝利、憲法違反の集団的自衛権含む新安保法を、強引に成立させた。
2016年には、「新しい判断」と増税を再延期し、参議院選挙で勝利。新しい判断とは、???。
2017年の12月には、消費増税延期は触れず、モリカケ疑惑の「説明責任」追及逃れにキュウキュウと
していた時に、小池新党巡り野党が混乱しているスキをついて、急遽衆院解散、圧勝。安倍3選体制確立。
考えてみれば、安倍総理の先輩方は、消費税導入・増税は、国家財政健全化のために、自らを犠牲にして
までも、政治生命を賭け、「先延ばし」もせず、「逃げなかった」のである。
安倍総理は、政治家としての誇りも無く、「今さえ良ければ」と、逃げまくっている。
1000兆円を超える赤字財政、ツケは、孫・子に回るだけなのだ。もう、先延ばしは許されない。
春の花が、一挙に。
3月28日、「今日は何の日カレンダー」より
スリーマイル島記念日、にわとりの日(毎月)
▲徳川家康、豊臣秀頼と会見(1611)▲神仏分離令が出る。宗教界は大混乱になる(1868)▲廃刀令(1876)
▲所沢で陸軍機が墜落。日本初の航空事故(1913)▲札幌麦酒会社が隅田川、吾妻橋に日本初のビールガーデンを
開く(1903)▲市川房枝らが新婦人協会を結成(1920)▲内村鑑三、没。70歳(1930)▲スペイン内乱終わる(1939)
▲内務省、ディック・ミネら16名に改名を指示(1940)▲アメリカ、ペンシルバニア州スリーマイル島の原子力
発電所で、大量の放射能漏れ事故が発生(1979)▲シャガール没。97歳(1985) ▲妹島和世+西沢立衛のユニット
SANNAが建築界のノーベル賞と言われている「ブリツカー賞」受賞(2010)