今日は、キリスト降誕の日、クリスマス。キリストの誕生日。そして、ソビエト連邦が崩壊した日。
1991年12月25日、ソ連ゴルバチョフ大統領が、辞任とソビエト連邦解体を表明した日なのです。
ソ連は、マルクスとエンゲルスが、資本家と労働者の関係で、搾取する側とされる側の間に、貧富の格差を
大きくなると、社会が不安定になるので、労働者が国を造り、管理して、平等に生活できるよう、「共産主義」
を掲げ、マルクスを信奉したロシア・レーニンが、ロシア帝政下で苦しむ、農奴や労働者を立ちあがらせ、
革命を起こし、共産主義国家「ソビエト連邦」を造った。
しかし、スターリン時代の「恐怖政治」、アメリカとの冷戦時代の軍拡競争、アフガン侵攻などで、財政崩壊、
国内は、食糧不足など経済は大混乱、恐怖政治の反動が言論の自由など人権を主張できる空気が強まり、ソ連
共産主義の維持が難しくなったのだ。
上っ面の勉強しかしなかった「マルクス経済学」で、いつも「マルクスは、さすが」と思うことがある。
「人間の生活の土台は、経済」、土台の上に、「政治」「文化」など生活活動が行われる、ということ。
経済がうまくいっていると、政治は安定、文かは花開く。うまくいっていないと、生活の糧、食糧・電気ガス
など不足し政治は混乱、食べられなくなれば、文化なんて、のんきなことは言っていられなくなる。
我が家に限ったことかもしれないが、サラリーマン時代、給料日近くになると、妻を不機嫌になった。
生活費が危なくなると、心細くなり、精神的に不安定になるのです。私や子供に八つ当たり。
国の経済のことも同じ。国の八つ当たりが爆発し、豊かな他の国の物を取ろうと、戦争になる。
土台の経済は、どのように造られるのか。税金など、収入を安定させ、収入の範囲内で、医療年金など福祉
や文化スポーツなど気持ちのゆとりなどの支出に充てる。
政治が「経済」という土台の上にあることと同時に、政治には、土台である「経済」を整える役目がある。
ソ連邦が崩壊したのは、軍拡やアフガン戦争など収入を超えた軍事費、人権無視の圧政と政治上層部の汚職・
腐敗など、みんな平等の生活が出来る「共産主義」の基本が、崩れてしまったことが原因と、思っています。
日本の来年度予算、史上最大の107兆円。借金(国債)が37兆円で予算の約35%。年金・医療費など
社会保障費が増え、ナント、憲法で陸空海軍を持たないと決めているのに、防衛費が増え世界9位の5兆円。
ソ連崩壊は、他人事ではない。借金(国債)が1000兆円を超えた。
政治は、経済を整えることが出来ていないのだ。老い先短い身ながら、孫子(まごこ)の代への「ツケ」の
大きさに、呆然。岸田政権さま、神さま、仏さま・・・お願いします。
ウォーキング中に出会ったなど。
12月25日、「今日は何の日カレンダー」より クリスマス、スケートの日、終い天神
▲クリスマスの日決まる。太陽再生の冬至祭をキリスト降誕の日と結びつける習慣が誕生。この日、ヨハネが
説教で決定(366)▲フランク王カール1世がローマ皇帝として戴冠(800)▲後白河法皇が平清盛を用い平治の乱を
起こす(1159)▲与謝蕪村、没。68歳(1783)▲江戸の薩摩屋敷が焼き打ちされる(1867)▲東京第一長老教会で日本
初のクリスマスパーティ(1874)▲志賀潔、赤痢の病原体発見 (1897)▲大正天皇崩御。摂政裕仁親王践祚し、
昭和と改元(1926)▲ラジオ東京(現・TBS)開局(1951)▲奄美大島の日本復帰(1953)▲大ヒット曲「およげ!
たいやきくん」のレコード発売(1975) ▲ルーマニア革命でチャウシェスク前大統領夫妻死刑(1989)▲ソビエト
連邦崩壊、ゴルバチョフ大統領が辞任とソビエト連邦解体を表明(1991)▲欧州宇宙機関の土星探査機から小型
探査機が分離され土星の衛星タイタンに着陸(2004)▲羽越線、突風による脱線事故で死者5人、重軽傷者32
人(2005)▲米・デルタ航空で乗客がテロを未然に防ぐ(2009)