1昨日9日、米・バイデン大統領の呼びかけで、110の国・地域が参加した、「民主主義サミット」が
オンラインで始まった。日本も参加。中国・ロシアには、呼び掛けず、仲間外れにした。
バイデン大統領は、中国やロシアは専制主義国家で、民主主義に挑戦しており、民主主義国は、一致団結して、
専制主義に対抗しよう、と、呼びかけたのだ。
中国の新疆自治区、香港、台湾、南沙諸島など、法の支配、言論・表現の自由が踏みにじられている現状、や
ロシアの、強硬なクリミア併合のやり方、に対する危機感と、
中・ロは、アジア、アフリカ、中南米などの発展途上国に、資金・資源援助で、影響力を強め、専制主義国家
に仕立てて行き、先進民主主義国家では、世界の安定、平和は実現出来ないと、対抗していることへの危機感
が、アメリカ保守層やメディアにとって、「大問題」だ、と、米世論を引っ張って、バイデン大統領を追い詰め
ているようだ。
北京オリンピックの外交的ボイコットに続く、民主主義サミット。
こんな形で、分断を進めて、民主主義国家にとって、どんなメリットがあるのか。
何のために、国連があるのか。
法の支配、人権問題、言論の自由などは、国連で話し合うことで、済むはずだ。
「みんなで渡れば 怖くない」みたいな、「徒党を組んで」圧力を掛けて、専制主義がなくなるのだろうか。
中・ロは、ますます、意地となって、分断の溝が深くなるだけ。解決には絶対、ならない。
岸田総理は、「民主主義サミット」で、「アメリカなど有志国と連携する」と演説しているが、アメリカの顔色を
伺い、アメリカの顔を潰せない、と思う気持ちをお持ちのようだが、分断を深めるのではなく、有志国に、
国連の場で、中ロも入れて「話し合いましょう」と、呼びかけるべきです。
「過ちて改めざる 是を過ちと謂う」と孔子も言っています。
12月11日、「今日は何の日カレンダー」より ユニセフ(UNICEF)創立記念日、タンゴの日
▲平将門が上野・下野を制圧、新皇と称す(939)▲足利尊氏、箱根で新田義貞を破る(1335)
▲イギリスで名誉革命起きる(1688)▲アメリカ人、青山練兵場上空で初の宙返り飛行(1915)
▲イギリスでウェスタミンスター法制定(1931)▲ドイツ、イタリアがアメリカに宣戦布告(1941)
▲100円硬貨発行(1957)▲北海道の自衛隊島松演習場近くで酪農を営む兄弟が演習の爆音から子牛を
守るため演習用電話線を切断する(恵庭事件)(1962)▲佐藤首相が非核三原則(核を製造しない・持たない・
持ち込み禁止)表明(1967)▲南極観測船「しらせ」進水式(1981)▲黒沢明にアカデミー特別賞(1989)
▲ヨーロッパ連合調印 EU出発(1991)▲中国がWTО(世界貿易機関)に加盟(2001)▲横浜マリノス
2年連続リーグ制覇(2004)▲北京五輪で、室伏2・3位選手ドーピング失格で、繰り上げ銅メダル(2008)
▲ストックホルムで自爆テロ(2010)