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2018 4/29の拝観報告5 最終(壬生寺 壬生狂言)
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写真は、狂言堂前で開場を待つ列
12:00頃、本堂などの拝観を終えて、列に戻ります。
前には100名ほど既におられました。
春の壬生狂言の初日であること、また春は毎日の最初の演目が「炮烙割(ほうらくわり)」ですので、メチャ混みます。
節分の際にみなさんが納められたほうらく(素焼きの皿)を、演目の終盤で狂言堂から落として割るのは有名ですからね。
僕も壬生狂言は何度か来ていますが、炮烙割を観たことがなかったので、今回は完全に炮烙割ネライでした。
コンビニで買ったおにぎりを食べながら、開場を待ちます。
12:25に開場。
入場料は1000円。
ちょっと後ろ気味でも中央の席が見やすいです。
前でもサイドになると見にくいのではないかと、個人的には思います。
かといって中央でも、前過ぎると直射日光が当たります。
13:00から炮烙割ですが、開始前には立ち見の方も結構おられました。
日祝日にある程度中央で観たいのなら11:30か、遅くとも12:00には行った方がいいでしょう。
大体1演目が50分程度。
演目の間が10分で、毎時0分から演目が始まる感じです。
13:00~ 炮烙割(ほうらくわり)。
途中の太鼓とほうらく売りのやりとりが長めではありますが、やはり最後の炮烙を割る場面は壮観。
この場面の際が、もっとも混雑していました。
14:00~ 道成寺。
もうこれは有名な演目です。
安珍、清姫由来の鐘のお話。
美しい白拍子が鐘の中に籠城して、出て来たら蛇の魔物になっているというお話。
かつて観たことがありますが、序盤は若い僧2人のコミカルなやりとり。
中盤は白拍子の妖艶な舞。
終盤は世にも恐ろしい般若の登場。
話の展開にメリハリがありますね。
15:00~玉藻前(たまものまえ)
これは初めての演目。
要は天皇にお仕えした女御が九尾の狐であり、災いをもたらせていた。
それを関白の命により、2人の武士が退治するというお話。
これも悪霊退治のお話。
最後の方で通りかかりの旅人が、何人も狐に襲われる下り。
旅人役が、全て子供。
こうやってちょっとずつ舞台デビューしていくんでしょうね。
観ている方も分かっているので、コワいはずのシーンですが微笑ましい空気に包まれます(笑)。
この後に紅葉狩りと大江山が残っていましたが、もう16:00でしたので、ここで帰宅しました。
壬生狂言はセリフはありませんが、それだけに雰囲気で分かるようになっています。
面白いので、是非行ってみて下さい。
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