京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
京都観光では最も詳しいです!
Amadeusの「京都のおすすめ」 ブログ版(観光)
2018 4/14の拝観報告1(飛雲閣修復現場特別公開)
写真は、飛雲閣2層目 葺き替え中の屋根
土曜日です。
この日は朝から予約の件が2件ありました。
9:00前にバスに乗り、9:20にやって来たのが、昨日に続き西本願寺です。
この日は事前に申し込んだ飛雲閣修復現場特別公開でした。
飛雲閣は2017年7月から屋根の葺き替えをしておられ、その間事前申込制で現場公開をしておられることがあります。
1回12名で、20分間ほどです。
春の法要の文化財公開も本来はこの時同時に来たかったのですが、この日の公開は11:30~15:00まででした。
飛雲閣前のテントで受付をして、ヘルメット着用で全員がそろうのを待ちます。
9:30~飛雲閣へ。
飛雲閣は素屋根で覆われています。
通常の建物の場合は金属の骨組みですが、木製の骨組みでされています。
別に金属でもいいのですが、こういう機会にでも木製の骨組みをしておかないとその技術が伝承されていかなくなるからだそうです。
石橋を渡り工事用のスロープを登ります。
2階の三十六歌仙の画を先に観ながら、葺き替え中の2階の屋根へ。
こけら葺きの葺き替えの様子や、どのように内部がなっているのかを説明して下さいます。
屋根の縁には銅板が見えないように敷かれていて、それがあると雨の水切れが良くなり木材が傷みにくくなること。
また銅はイオン化傾向が低いながらも、イオン化して銅イオンが木材にコーティングされることで、さらに木材を保護すること。
さらにそれを意図的に応用して、こけら葺きの間にも銅板がかませてあることなどが興味深かったです。
最後は既に葺き替えが終わっている3階の屋根へ。
唐破風のカーブがきれいにこけらで葺かれている技術、見事です。
今回は隣の黄鶴台の葺き替えはされないそうです。
また5/20と5/21の宗祖降誕会では毎年飛雲閣の初層で呈茶がありますが、今年は野点になるそうです。
約20分程でしたが、非常に楽しかったです。
最後には手さげ袋と、飛雲閣のペーパークラフトを下さいました(笑)。
10:00前にこちらを出ました。
最後に。
44歳のオトナが、まあまあ本気で作ったペーパークラフトの飛雲閣です(笑)。
「京都のおすすめ」の総合索引へ
コメント ( 2 ) | Trackback ( )