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2021 3/7の拝観報告1(三月花形歌舞伎)


写真は、イントロの歌舞伎の魅力を説明する、中村橋之助さん。

日曜日です。
この日は11:20頃に自宅を出て、地下鉄と京阪で祇園四条駅へ。
12:00からの三月花形歌舞伎の昼の部に来ました。
例年3月は大相撲の三月場所(大阪)があるのですが、結局コロナ禍の影響で両国開催になりました。
そういう関係もあって、花形歌舞伎に来てみました。

場所は9列目17番。
この辺りが1番両視野の端までに舞台が収まるし、花道も見やすいので好きです。
12:00開演。
最初は花道から中村橋之助さんが登場。
義太夫やツケの方の役割や、義経千本桜の背景などを説明して下さいました。
またその時は写真撮影も可でした。
今回は義経千本桜の四段目の吉野山と川連法眼館でした。 

12:25から吉野山。
吉野山は以前に観たことがあります。
今回義経千本桜の中の演目をチェックすると、もう大体一通り観てますね。
1回観たことがあると、あらすじを知っているので観やすいです。
今回の静御前は中村壱太郎(故坂田藤十郎の孫、中村鴈治郎の長男)さん、佐藤忠信(実は源九郎狐)が尾上右近さんでした。
尾上右近さんは最近TVへの露出も増えていますね。
右近さんのお父さんは役者ではなく伴奏の清元ですが、尾上菊五郎さんの縁戚ですし、母方もおじいさんは鶴田浩二さんです。
平家滅亡後、義経の頼朝からの逃避行に同行できなかった静御前が形見の初音の鼓を打つと、
佐藤忠信に化けた源九郎狐が出てきて物語し、その後はお供して警護します。
基本、舞踊の演目。
中村壱太郎さんは若手の女形のなかでは1番きれいですね。
そもそも静御前が壱太郎さんだったから、Aプログラムにしたという背景もありました。
右近さんも若いだけあって、動きが機敏でキレがありますね。
こちらが13:05まで。

20分幕間ですが、上の写真に実はもう一方有名人が写っておられますw
その方へのご挨拶が多かったですねw
桟敷席には舞妓さんがズラッとおられたのですが、もちろんその方々も。
まあ華やかでしたね。
別にメイワクしてないので、大丈夫ですw

さて13:25からは川連法眼館。
義経が匿われている川連法眼館に、ホンモノの佐藤忠信登場。
同行の静御前は?と聞かれるも、ホンモノは???
するとそこに静御前を伴った佐藤忠信(源九郎狐)が来たとの知らせ。
これらはオカシイと調べると、後から来たのが源九郎狐と判明。
そしてその源九郎狐が付いてきた訳が、初音の鼓の皮がこの狐の父母だからと。
結局、義経はその狐の父母を想う心と、静御前を守ってきた褒美に初音の鼓を狐のあげてめでたし、めでたしってお話。

佐藤忠信と静御前は引き続き、右近さんと壱太郎さん。
源義経は中村米吉さん、家臣の亀井六郎と駿河次郎は中村福之助、歌之助兄弟でした。
米吉さんのお父さんは歌六さん。
こちらの播磨屋系の家系もスゴイですね。
中村時蔵さん、中村獅童さん、萬屋錦之助さんや中村嘉葎雄さんにもつながります。
福之助さんと歌之助さんは前述の橋之助さんとの3兄弟。
成駒屋の芝翫さん、三田寛子さんのお子さんたちですね。
いつもはベテランさんの円熟の演技を楽しんでいますが、若手には若手なりのよさがありますね。
相撲で上がってきている若手を見るのと同じで、これからが楽しみですね。
14:40まで。

そしてこの後、もう1か所予定の場所へと向かいました。

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