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鹿王院(嵐山・嵯峨野散策40)
写真は、舎利殿と庭園
嵐電で嵐山に向かう途中に、鹿王院(ろくおういん)駅があります。
嵐山方面下車の場合、ホームを出て右折(踏切を渡らない)します。
2つ目の交差点を右折後、直進すれば山門に着きますが、右折点にハッキリ「鹿王院」と書いてあるので見落とすことはないと思います。
山門を入って庫裏までの長い参道が石畳で、左右もみじです。
紅葉時は特にきれいで雰囲気も良く、ここがしばしば写真に使われています。
庫裏で拝観料300円を納めます。
庫裏を入って左手の狭い廊下を進みます。
廊下を抜けると突然視界が拡がり客殿と本庭が現れます。
客殿扁額の”鹿王院”は足利義満筆です。
客殿の縁側に座って、嵐山を借景にした本庭をゆっくり眺めるといいです。
また客殿の左手から裏にまわると、裏庭に茶室の芥室(かいしつ)があります。
2016年5/8のそうだ 京都、行こうのツアーにて、客殿で
・絹本著色釈迦三尊及三十祖像 明兆筆
・絹本著色夢窓国師像
・絹本墨画出山釈迦像
・紙本墨画蘭石図 梵芳筆
(すべて重文)を拝見しました。
客殿を抜けてスリッパを履き、外廊下を進みます。
まず正面に本堂があります。
本堂の須弥壇中央には本尊の釈迦如来像、その周囲には十大弟子像がお祀りされています。
本堂左手には開基の足利義満像、須弥壇に裏中央には弥勒菩薩像(宝冠釈迦如来とも)、左手に中興開山の虎岑玄竹像、右手にはその師匠の賢渓玄倫像、本堂の右手には開山の春屋妙葩像がお祀りされています
さらに廊下の左手には舎利殿があります。
中に入ると正面に涅槃図があり、その後に仏牙舎利がお祀りされている多宝塔があります。
毎年10/15だけ開扉されますが、2017年と2024年の春の非公開残文化財の際も開扉されました。
お堂の周囲には、十六羅漢図が掛けられていました。
夜間拝観
2016年11/27(日)~12/10(土)の17:30~19:30まで事前予約制で夜間拝観がありました。
1人1500円です。
紅葉の参道や庭園がライトアップされます。
この際、茶室の芥室(かいしつ)で呈茶がありました。
芥室は大河内伝次郎に隠寮として寄進したものです。
芥室を手懸げたのは、昭和の名工 数寄屋師 笛吹嘉一郎だそうです。
客殿に向かって左手の渡り廊下を進んだ先が芥室です。
6畳間は床・違棚・書院を配した書院造で、4畳半には仏間もあります。
2017年の春の非公開文化財特別公開
客殿で
・屋道号及偈頌 夢窓疎石筆
・普明国師遺偈
・紙本墨画蘭石図 梵芳筆
(すべて重文)が公開されました。
また茶室の芥室も6畳間、4畳半とも公開。
2024年春の非公開文化財特別公開
・絹本著色釈迦三尊及三十祖像 明兆筆(重文)
茶室の芥室も6畳間、4畳半とも公開。
コメント ( 4 ) | Trackback ( )
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仕事が忙しい時期、GW明けに突然何日か休みが取れて、「宿坊」に泊まるふらっと一人旅。わりと「1人」でも泊めてくださるところが少い中、ここは一人でもOKで、1泊しました。
朝は、確か、簡単な「お勤め」?があったような。
でも、GW明けの閑散期、確か宿泊は私一人で、一晩中強い風がひゅ~ひゅ~いって、かな~り怖かったです・・・
なつかしい!
0:00に掲載しますが、今日は出かけていたのでお返事が遅れました。
宿坊ですか。
いろいろな寺院でされているようですが、さすがに京都在住なので泊ったことはないです(泊ってもいいのでしょうけど・・・)。
案内を見ていると女性限定のところもあるようですね(妙顕寺とか。実は泊ってみたい)。
またコメントくださいね。
昨日の雨で紅葉は散ったのか心配でしたが、見頃でした。山門からつづくモミジのトンネルは、これから見頃になるかと思います。
拝観料1500円(記念品付き)で事前申込制です。100名限定となっていましたが、多くの人が来られてました。
拝観料で、茶室にて和菓子と抹茶をいただけます。茶室にはそんなに入れないで、外で待つか、客殿にて庭を見ながらいただくかのどちらかです。
今年から始まったライトアップですが、綺麗な紅葉を見せていただきました。