西の空は晴れている

絶望の向こうに希望がある............、はず!

大和神社

2017-03-06 19:49:14 | 神社 古代

昨日(3月5日)、昨年に次いでまたまた奈良をまわりました。大和は国のまほろば第二弾という感じ。今回は、かなり前から行くところを決め、レンタカーを予約し、30分単位で日程を決めておりました。行き当たりばったりの自分にしては珍しく(体調以外は)準備万端で大和路へ。

大和ということで、まずは大和神社(おおやまとじんじゃ)。御祭神は日本大国魂大神。日本書紀によれば、崇神天皇の御世に世が乱れ、これまでに大殿に祀られていた日本大国魂大神の御魂と天照大御神の御魂を畏れ多いとし、別の場所に鎮座いただくこととなる。日本大国魂大神の御魂は、この大和神社の地に鎮座し、天照大御神の御魂は豊鋤入姫命、倭姫命により全国の地(所謂、元伊勢と呼ばれる地)を転々として伊勢に落ち着き、伊勢神宮となる。

ここ重要なところです。(笑)何故、天皇が自らの祖霊である神を畏れなきゃならないのか?天照大御神の御魂が全国を転々として、最終的に伊勢に御鎮座される話は割と有名だけども、同じネタから始まる日本大国魂大神の話は少しマイナー。そもそも日本大国魂大神とは?”大国”という文字が入っているのが気になります。大神神社の摂社である狭井神社が昔は大和神社の摂社だったいう説もある。興味は尽きません。でも、参拝する時は、そういうことはあまり考えない。何の神様であれ、心から頭を垂れます。

戦艦大和の艦内で当社の分霊が祀られていたことでも知られている神社です。最後の沖縄戦にて戦艦大和、巡洋艦矢矧、他駆逐艦で亡くなられた英霊も末社・祖霊社に合祀されています。

入口の鳥居から第二の鳥居までの距離が270m弱で戦艦大和の全長と一緒だそうです。

戦艦大和展示室というのが境内にあります。

大和という国の礎をつくった人々にも、先の大戦で亡くなられた人々に対しても、頭を下げずにはいられません。