西の空は晴れている

絶望の向こうに希望がある............、はず!

石舞台古墳

2017-03-09 22:31:46 | 神社 古代

 

今日、明日と関西方面出張で、今まで大阪営業の面々と飲んでいました。仕事で全国いろんな処へ行くのですが、大阪営業は毎度、直会(なおらい)”を開いてくれます。暖かいです。

さてさて、”大和は国のまほろば”は、まだまだ続きます。

石舞台古墳です。

これ、中学の歴史の教科書の最初の方で絶対出てきますよね。本物、見たかったんだよね~。朝の8時30分頃に行ったんで、他に観光客が居なく、心静かに見て回ることが出来ました。

ここから中へ入って行くことが出来ます。メジャーな古墳の中に入れることはなかなか無いので、でも、なんつ~か、観光地化していて悔しい部分もあるのだけど、貴重な体験ではあります。

古墳の中から、上を見上げるとこんな感じです。被葬者は蘇我馬子と言われています。

石舞台古墳と言えば、本当、メジャーな観光地というイメージですが、要は人の墓ですからね。複雑な心境です。一枚目の写真のイメージが超ポピュラーではありますが、これが造られた時点では、石の周りには普通に土が盛られていたはず。何時の時代かは解りませんが、土が取り除かれて、内部がむき出しにされてしまったということ。酷い話です。メジャーな観光地に来てはしゃぐ気持ちにはなれません。蘇我氏は、乙巳の変以降、衰退の一途をたどるのですが、墓土まで身ぐるみ剥がされるとは、非道というか、悲しいことですね。蘇我入鹿に至っては首塚ですもんね。俺らが若い頃は、一方的に蘇我氏は悪者ということで学校で習いましたが、最近では蘇我氏の功績については見直されつつあるみたいですね。⇒歴ヲタのイメージとして、藤原氏(中臣氏)が悪者的な・・・。

とは言うものの、本物を見ると感動してしまいます。太古の技術力と、その時代の人々の功績にリスペクトですな~。