少しでも忘れないために「テレビでフランス語」(NHK Eテレ)を見ていたら、トゥールーズ紹介の際に、南部で使われているオック語(lenga
d'oc)がかなり詳しく説明されていた。
ウイ(oui)というところをオック(oc)という。フランスは中央集権、言語も標準フランス語の強制力が強いからか、かなりながいことフランス語に親しんできた(こなすというレベルではないが)のに、まったく知らなかった。
フランス語よりラテン語に近いようで、多分スイスに残るロマンス語のような位置づけだろうか。
スペインのカタルーニャの一部(オック語に近いガスコーニュ語)、イタリアのピエモンテの一部にも残っているそうだ。
そういえばフランス南部のことをラング・ドック(Langue d'oc)というのも、納得できる。
そしてもしやと思って、自然派化粧品でその中心のシアバター・クリームを冬の間だけ使っている「ロクシタン」(L'Occitane)もラベルを見たらプロヴァンスの会社、その名前はここからだろう。
この番組、昨年あたりからか、スタッフに北アフリカ系の血が少し入った人がいたり、本国の外におけるフランス語を扱ったりしていて、以前と変わってきているようだ。