今年も泡盛の仕次の時期がやってきた。
そこで泡盛の仕次について少し調べてみた。
国税庁のHPに出ていた泡盛の仕次の記事が興味深かったので載せてみる
「仕次ぎ」は、泡盛古酒の伝統的かつ特徴的品質管理方法です。
貯蔵年数の長い古酒の一部を使用した際、貯蔵年数の短い古酒等を補填して、
仕次古酒の品質を維持又は向上させます。
この方法は、我が国においては唯一泡盛のみで実施されています。
しかしながら、この方法は、現在の泡盛製造者ではほとんど実施されておらず、
専ら泡盛愛飲家、飲食店及び小売店等の消費者サイドを中心に実施されている。
のだそうです。
私はてっきり泡盛製造業者もこの方法で古酒を製造していると思っていた。
私は製造業者の勧めでこの方法で10年仕次をして、古酒を作ってきた。
それでは製造業者はどうやって古酒を作っているのだろう、興味深い。
という事で今年の仕次を日曜日にしてみた。
一昨年にまとめ買いした粗濾過の泡盛を保管場所から出してきた。
今回1本を使ったのだが粗濾過はあと1本残っている。
一斗甕(かめ)にかぶせている 琉球柄は風情があり泡盛の甕に似合う。
我が家の一番格式が高い場所の床の間に鎮座している。
この空間はThe沖縄
粗濾過の泡盛の封を切りをこの一升瓶の中身を甕に注ぎ入れた。
甕の中の10年物の泡盛の古酒から、増やした一升分の古酒を掬いだし
さきほど使った粗濾過の瓶に詰める。
10年物の古酒が一升獲れた。
この甕は2012年に沖縄の崎山酒造さんから購入したもの。
孫が20歳になったら一緒に飲もうと思い買ったのだ。
今考えるとこんなに大きな甕が沖縄から無事我が家に届いたものだ。
(30K gもあり手を掛けるところもない。一人で持ち上げるのも大変。)
それからもう10年がたった早いものだ。
獲れた一升の古酒、早速晩酌に飲んだ。
泡盛と言えばやはりお湯割り。一口飲む。マイルドで美味い。
市販の泡盛はたいがい30度前後だ。
私が作った10年古酒は44度だが、市販の30度のそれよりずっとマイルドで香りも良い。
この泡盛買った時には5万円位した記憶がある。
それから毎年3,000円の粗濾過を甕に入れ仕次しているので
最終的には10万円以上の古酒を呑むことになる。
今アマゾンで崎山酒造の甕の泡盛を調べたら
我が家の半分の量五升で5万円もしている
随分価値が高くなったものだ。
我が家の甕は一斗も有るけど飲みきるまで私は生きているのかね。
後10年有るけどね。
今年飲む10年物の古酒はお客さん用に取っておくつもりだが
知人にも気前よく分けよう。そうでないと10年後の私はもう一斗は飲みきれないだろう。
まあ生きるモチベーションにはなるか。
毎年仕次をするときにはお世話になっている知人と日本海へカニを買いに行き
カニを肴にこの泡盛を飲むのだが今回は見送り。
カニは来月富山迄水汲みに行きその時に買う事にした。
泡盛はアルコール度数が高くて香りが良くて美味い酒だ。
アルコール度数が高い分チビチビ飲むのが又いい。
「てぃんさぐぬ花」を聴きながらもう一杯。
長女も那覇に居たので沖縄には縁がある。
今日は最後まで沖縄尽くし。
ネーネーズ/【てぃんさぐぬ花】(沖縄民謡)
それでは皆さん次回迄
再見!
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