55年前の不朽の名作、映画『サウンド・オブ・ミュージック』が公開されています。
子どもの頃に観た私はマリアが結婚するところまでしか覚えていませんでした。
すべての曲が懐かしく口ずさめる歌。
その中に「何か良いこと」という歌があります。Nothing comes from nothing
無から何も生じない…というフレーズ。
家庭教師に雇われた修道女マリアは雇い主の大佐に心惹かれるようになります。大佐もいつしかマリアを愛するようになり告白されたマリアが歌います。
二人が出会ったのは偶然ではなく必ず理由がある。マリアは、小さい頃に、いいことがあると「なにか良いことをしたからにちがいない」と信じてきました。
だから愛を告白された時、「過去に、ほんの少しいいことをしたかもしれない」と歌います。
修道院で自由奔放に過ごす愛されキャラのマリア。
何度も何度もシスターから注意され、家庭教師という修行に出されます。
シスターは、試練は神の恵み…と諭します。
コロナ自粛解禁のお陰でまさか「サウンドオブミュージック」がリバイバルで公開されるなんて…。
オーストリアがヒトラーに併合されていた戦乱の1930年代。
反戦映画でもあったのですね。