本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

金魚の食事

2007-09-18 21:57:03 | 住職の活動日記
 先日、いつもブログをご覧になる方がお見えになりました。

    『 これが、うわさの金魚ですか。ずいぶん立派ですね。 』

 丁度、食事中の写真が撮れましたので、ご覧下さい。

    『 立派でしょう ! 』

 ジーッと見てると、なんか癒されます。
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日和見菌 ( ひよりみきん )

2007-09-18 17:43:34 | 住職の活動日記
 おもしろいもので、善玉菌・悪玉菌、のほかに

日和見菌というのがあるそうです。この菌は都合に合わせてどちらにも傾くよう

で、善玉菌が多いと善玉になり、悪玉菌が多いと悪玉になるそうです。

 無党派層みたいなものでしょうか。

 腸の中でもそういう、微妙なバランスの世界なのかと驚かされます。


 仏教でも、善・悪、そして無記( むき ) ということがあります。

これは日和見菌とは違って、どちらかに偏るということではありません。

善にも悪にも属しない、ということなのです。

 西洋的な考え方は、善か悪か、の二元論のような気がします。

映画にしても、悪者をヒーローがやっつけるという構図が多いようです。

 東洋的な考え方には根底に、善でも悪でもない、無記とか

または、苦・楽 ( お釈迦様の場合は苦しい修行、その後の静かな瞑想 )

のどちらにも偏らない、『 中道 』 という考え方が

流れているように思います。

 この考え方はとても大事なことではないでしょうか。


 これは読み返してみると、仏教の根幹の教えです、とても大雑把に書いてしまいました

今日のところは、ただこういうことがあるということをご理解ください。

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今週の言葉9/17~9/23

2007-09-18 09:21:53 | 住職の活動日記
 根を養えば 樹はおのずから育つ

 もうすぐ彼岸の入りです。それでこの言葉を思い出しました。

この言葉は 『 東井義雄先生 』 がおっしゃったものです。

東井先生は小学校の校長先生をしておられた方です。

東井先生は教育の立場から 『 根を養えば 樹はおのずから育つ 』 と述べられまし 

た。が、このことは、すべてに通じる言葉ではないかと思います。


 先祖供養とは、簡単には、人間の根っこ、つまりご先祖さまを敬い供養することです。

すれば、現在生きている私たちは、おのずから立派な人間になる、ということではないで

しょうか。


 今はあまりにも、忙しすぎて、手っ取り早く身につける 「 How To 」

ものばかりが横行しています。テレビもそうでしょうし、本の世界でもそういうものが人

気があるようです。
 
 宗教の世界も 『 ご利益 』 が、あるとか、ないとか、が一番のポイントになって

いるようです。

 今の世の中、政治も経済も教育も、文化、人間の資質、すべてにおいて

根の部分がやせ細ってきているような気がします。

 このことは、私たち全員、考えて今なければいけない問題のような気がします。
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