本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

秋の大祭

2007-09-28 23:43:06 | 住職の活動日記
 秋の大祭も盛大のうちに勤めることができました。

法螺貝も二丁はいり、兄も出仕 (しゅっし){ お勤めに出ること }

して、護摩の祈願も熱がはいりました。

護摩木の量も毎月の何倍もの護摩木で、焔の勢いもすごかったです。

火、焔はさほど暑くない、でも護摩木の燠( おき )が、炉の上に残って

その熱が、じわっと熱さを増してきます。

 右手の甲の部分は赤くはれ上がって、軽いやけど状態です。

護摩壇のお供え物の、みかんが焔のがあたる側は黒く焼けておりました。


 本来、炉はお不動さまの口なのです。火を燃やすと言うことは、

お不動さまにお供え物を上がっていただく、ということです。


 お護摩が終わって、掃除の途中ですが、まだ炉の中は赤々とした火が

生きてるかのように燃えています。


 ほんとうに、お不動さま、お参りの方々、助法してくださった皆々様

有り難うございました。
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法螺貝のユニゾン

2007-09-28 23:25:27 | 住職の活動日記
 崇正と小山君が奏でる、二丁の法螺の音はすごい迫力です。

良い音でハモッてました。法螺貝も 年代ものと大きさ、貝殻の肉厚などによって

微妙に音が違ってきます。もちろん吹き手にもよりますが、…

 この二人の音は、昨日もずいぶんと音合わせをやってただけのことはあって、

とても素晴らしい音色でした。


 『 ホラ吹き 』 の語源も、この法螺から出ているのです。

小さな貝でも、とても大きな音が出るでしょう。

 だから、小さいことを大きく言う人を 『 法螺を吹く 』 『 ホラ吹き 』

になったのです。


 正式には、法螺貝を吹く人のことを 

『 吹螺師 』 ( すいらし ) というようです。
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山伏姿の小山君

2007-09-28 23:12:52 | 住職の活動日記
 『 旅の衣は鈴懸けの~ 』 と、三波春男の歌 

『 安宅の松風 』 でしたか? にあります。

『 鈴懸け 』 とは 『 鈴懸衣 』 (すずかけころも) のことです。

写真の小山君の晴れ姿が、山伏の正装の衣姿です。

頭には、『 頭襟 』 (ときん) をつけ、

首にかけてる、お袈裟も独特なものです。

右の腰には錫杖 (しゃくじょう) をさし、左の腰にはイラタカ念珠をつけています。

そして、左手に抱えているのは、法螺貝です。

当山も本来、阿蘇修験の流を汲むお寺ですので、先代の祖師方も大変喜ばれたことと

思います。

 わざわざ、石鎚山から駆けつけてくれました。

 本当に助法有り難うございました。
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