勝手な いのち の決め方

　水遣りしてますとふと目に留まります。

椿にまたもや毛虫発生　！！




　　　　　




　こいつは気をつけてないとあっという間に山茶花や椿を丸裸にしてしまいます。

梅雨前ごろに気をつけて葉っぱごととって、もういなくなったと思ったのですが

またもや発生しています。

この虫はトゲトゲがあって、不注意に触ってしまうと大変で痛みと刺されたところが腫上がってきます。

だから、何の罪の意識もなく葉っぱごととって捨ててしまいます。


ところが、

もう一匹幼虫を発見しました。





　　　　





　とげもなく、ちょっとかわいい、どんな虫になるのかわかりませんが、

今年はこの花も終わったので、

　「　ま～　　いいか　！！　」

と、そっとしておきました。

　この虫も嫌いな人には　「　虫は虫　！！　」　　と、

殺虫剤をかけられるかもしれません。

　人間の好き嫌い、勝手な判断で命の行方は違ってきます。

こっちの勝手な都合で、生と死が分かれてきます。

たかが虫かもしれませんが、命は命です。

　けども、虫たちもしたたか、人間のちょっとした駆除ぐらいでは

へこたれません。

自分たちの大切な命、数で持って巧みにその命をつないでいるのです。





　　　




　この　「　つつじ　」　も枯れかけているところもあります。

元気なところがほとんどなのですが、同じように水を遣っても

枯れてくるつつじもあります。

しかし、このつつじもおおかた２０年の樹齢です。

この小さな石のプランターよくぞ続いたと思います。

２０年も育ったということは、この狭い空間で根も張ることもままならず

よくぞがんばったということかもしれません。


　このような勝手な人間ですがへこたれずにみな命をつないでいるのです。



　　　　みんながんばれ　　です　！！

声を発する ！！

　今朝も早朝より、お向かいさんの　『　東光石油　』　さんでは

たぶん、新入社員の方でしょうか、

　「　オーライ　！　オーライ　！　」

の声が聞こえてきます。

　６:３０まだ開店前のようです。

　　（　自主練習　かな　？？　）

最近では、このような明るい声をスタンドで聞くことが少なくなりました。

よく聞いていると、面白いことに気がつきました。

声の高さが一緒なのです。

もう２０年も前の方は今は幹部でしょう。

その方の声と同じ高さなのは不思議です。


　声というと、私たちもお経を読むので声の高さが気になります。

師匠が一緒ということは集まってお経を読むときでも

すぐに声の高さが一緒になりお経もそろうのです。

　ところが、それぞれの本山で声の高さは微妙に違うようです。

だから、その場合はどの高さで読むか合わすのに難しいときもあります。


　「　声を発する　」　ということはとても大事です。

お釈迦様も誕生して　「　天上天下、唯我独尊　」　と名乗りを上げらます。

正しく大きな声で名を名乗るということが大事です。

念仏も仏の名を唱えるのです。

人を好きになると、その人の名前を呼びたくなるものです。


　この声をだす、ということは　「　東光石油　」　さんでは歴史になったのです。

最初に出された方は大きな歴史を作られたと思います。

　ただ、いってみれば、ガソリンを入れるという、簡単な仕事、

だれど、そこに大きな意味を見出してこられたのはとても意義深いことです。

声を出す、誰でもできそうですが、その声になるまでにはご苦労があると思います。

一人の従業員かもしれませんが、大きな声で挨拶ができる、

それは、その会社の根幹を背負っていることなのだと思います。


　『　声を出す　』　　『　声を聞く　』　

当たり前のようでとても、というか一番大事なことでしょう。


　　『　簡単なところに真理あり　』