数日来、池の中がにぎやかです。
バシャバシャ と水しぶきを上げています。
毎朝飛んで来ていた 「 青サギ 」 もしばらく姿を見せません。
池の中でじっと潜んでいた金魚たちも、
静かな合間を見ての産卵の様子です。
産卵する金魚もいれば、
その卵を食べに来る金魚も、その周りに群がっています。
春ですね ~
いのちの芽生えのときです。
この白い粒粒が卵です。
ここの場所はかろうじて、金魚たちのエサとして
難を逃れたようです。
しかし、見つけられて食べられてしまうかもしれません。
池のとなりには 「 さつき 」 も咲き始めています。
ほんの小さな1本しかないのですが、
結構きれいな花を咲かせます。
ま~、角度を変えて楽しんでみています。
しかし、これもよくしたもので、 …
虫が付き始めているのです。
あれだけ寒かったのに、そして昨年は消毒もしたのに、
どこに虫のいのちは潜んでいたのでしょう。
仏教では、いのちのあり方を
『 胎・卵・湿・化 』 ( たい・らん・しっ・け )
と四つに分けています。
虫が沸いて出るというのは、まさに 『 湿生 』 です。
湿り気があるとどこからともなく出てきます。
もう 「 蚊 」 も出てきています。
うるさいといってしまえばそれまでですが、
いのちが沸いて出ると見ると、不思議に思えます。
「 さざんか 」 にも、虫が付いています。
金魚の卵もどこまで孵化するか ??
自然に任せて、 小さな 「 ビオトープ 」 ? の池とでもいうような、
卵からかえっても、食べられてしまう金魚もいれば、
育たない金魚もいます。
育っても、青サギの餌食になってしまう金魚もいます。
青サギから見れば 「 キンギョ 」 もおいしいご馳走です。
このほんの一握りほどの池ですが、
いのちの戦いもあり、誕生するいのちもあり、
消えていく命もあります。
あえて、じっと … 見続けています。