本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

おもしろ 近鉄京都駅ホテル

2013-02-23 22:21:52 | 住職の活動日記

 最近の定宿は 「 近鉄京都駅ホテル 」 です。

飛行機にしろ新幹線にしろ一番近くて便利 !

 今回は手違いで    でした。

何時も禁煙の部屋ですが、喫煙の部屋になっていました。

そのこともあってのことでしょか

 「 少し良い部屋をご用意させていただきました。 」

ということで、

 

 

     

 

とてもゆったりというか、贅沢なほど広い部屋にしていただきました。

喫煙の部屋は3階です。

 面白いことに部屋を出ると、すぐ目の前に

 

    

 

新幹線が走っています。

ホームにいる人の顔がまじかに見えますが、

たぶん何重にもなっていて、

お互い顔は見えないようになっているのでしょう。

 部屋から覗くと、

 

    

 

伊勢丹デパートがこのような角度で見えています。

3階という位置はちょうど近鉄のホームから見ると

 

    

 

このような位置関係です。

近鉄のホームが2階の位置になります。

見上げたところが新幹線のホームです。

 

   

 

 

近鉄のホームから伊勢丹デパートを望む角度です。

このホームには、ど真ん中に透明の筒状のものがあります。

 

   

 

エレベーターに違いありませんが、

ホームは2階の位置、ですから

ここは素通りしてしまいます。

 

 なんと、来るたびごとに新しい発見があります。  

 

 近鉄電車の車内には、

 

    

 

『 しまかぜ 』 という新しいポスターが飾ってあります。

今年は伊勢神宮の遷宮の年に当たり、

3月にはいってからの運行になりそうです。

是非 「 しまかぜ 」 に乗って

遷宮の様子を見ながらお参りしたいと思っております。

 

 京都駅界隈も禁煙の波が押し寄せているようで、

 

     

 

 

いたるところ、この看板が目につきます。

「 禁煙 」  建物というだけでなく

エリアとして禁煙になってきているようです。

確かに、咥えタバコは子どもさんや

すれ違う人にとっても危険なものでもあります。

 

 いまは、近鉄京都ホテルは一番人気のようです。

次回の予約をしようと思いましたが、

もうスデニ満席ということでした。

 

 またまた、ご縁があったら新しい発見もあることを

楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

   

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「 かたつむり どこで死んでも 我が家かな 」

2013-02-23 07:26:08 | 住職の活動日記

 これは一茶の句です。

今の時代、なかなか、

我が家で死ぬということは

難しい時代になりました。

 ( 自宅の場合、お医者様がいらっしゃらないと

   警察の検死ということになり、

   ご遺体も司法解剖ということになりかねません。)

 

 2月15日は 『 お釈迦さま涅槃会 』 でした。

沙羅双樹の下で、頭を北に顔を西に向けて

お亡くなりになりました。

 『 涅槃 』  とはインドの言葉で 「 ニルバーナ 」

という言葉をそのまま音写したのです。

意味は 「 吹き消す 」 ということで

言葉の持っている本来のニュアンスです。

 一切の煩悩が燃え尽きた、という

内容を含んでいます。

 そこから、お釈迦さまの最後のお経 「 涅槃経 」

を見ると、最後の言葉は

 「 他に依るな 」  とおしゃっている

では何に依ればいいのか

 「 法に依れ 」  と、

そして、

 「 自らに依れ 」  と。

法と自ら以外のものは 「 他 」 です。

私たちを仏に導く真理 ( 法 ) に依れと。

そして、その真理によって明らかにした自覚に依れと。

つまり、主体性の確立です。

 

『 真理によって主体性を確立するんだ 』

 

ということがお釈迦さまの遺言です。

 そこから涅槃ということも意味が広がっていって、

そのものになりきって生きる、

ということも涅槃という意味合いも含んでくるようになります。

 『 無住処涅槃 』  ( むじゅうしょねはん )

その場その場で、自分を出し切って生きる

そのときそのときで完全燃焼して生きる

そういうことも 「 涅槃 」 というようになったのです。

 

昨日の、 TBS 『 Aスタジオ 』 というテレビ

笑福亭鶴瓶の司会でゲストは

サッカーの 『 中山雅史 』 さんでした。

彼の言葉に、

   「 あきらめない

     ひたむきさ

     100パーセント全力を出す 」

という、まさしく

このことも 「 無住処涅槃 」 ではないかと感じたのです。

 

 私たちは、仕事のときは、休みのことが気になるし

休みになれば、また次の仕事のことがが気になる。

心と身体一つになれないものです。

 

 「 かたつむり どこで死んでも 我が家かな 」

 

無住処涅槃を地でいっているような生き様です。

その場その時がわが人生のすべてである。

 一茶という人の目の付け所が素晴らしい !!

 

 

 

 

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