本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

本蔵院・なんでも鑑定団 !?

2013-07-20 21:24:32 | 住職の活動日記

 いま、納戸の整理をしています。

昔から伝わっている面白いものも出てきました。

懐かしいものやら、

へ~っと   ものなどいろいろです。

 

 

   

 

高田焼 ( こうだやき ) の茶器です。

 

   

 

こういう焼き物です。

品のいい肌をしています。

玉露用の茶器で、とても小ぶりなものです。

  

   

 

これが茶碗です。 ( 盃ていどの大きさ )

 

   

 

 お椀も出てきました。

子どものころはこの椀で正月の雑煮をいただきました。

少々剥げかけているところが、

口にさわり、子どものころにはとても嫌な感触でした。

 

   

 

こういう螺鈿の重箱もあります。

それから、

 

   

 

お膳の一揃い、とても使い込まれたものです。

 

 新聞紙で包んであり、昭和62年の年号が見えます。

ちょうど、熊本に帰ってきたときです。

帰ってから、まず取りはじめたことが、

昔から代々伝わってきたものの整理でした。

一つ一つ確認して、新聞紙で包み

名前をつけて、棚にしまっておきました。

 26年ぶりに、再び包みなおし

( 今度は平成25年の新聞で )

わかりやすいように整理しました。

 

 26年前とかまた違った感慨深いものがあります。

 

 

    

 

御札の版木もたくさん出てきました。

今はすべて 「 お札屋さん 」 というか、

そういうところにお願いします。

 いろいろな種類の版木があるということは、

それぞれのお願いに応じて、一つ一つ手作りで

刷り上げていったのでしょう。

 

   

 

懐かしい  !!

昔の 「 印刷機 」 ?

 

    

 

下に版を置いて、上にお札をはさみ、

刷毛で版にインクを塗り、

「 エイヤ ! 」  と力を込めて押しました。

毎年、暮れになると 『 星祭り 』 準備のため、

家族総出で御札作りをしたものです。

もっぱら 「 エイヤッ 」 と押すのが私の役割でした。

 

 また、別の箱からはいろんな書類も出てきました。

面白いものでは、

 

   

 

本山からの辞令です。

明治37年とあります。

この頃は 「 山城の国宇治郡 」 だったのですね。

 

 たまには、こういう整理も大切ですが、

最近は体力と相談しながら、

数日を要するものの、

まあ~  今日はここまで !!

と頑張っております。

 久しぶりに御先代方の心に触れたような、

一日終わってみると、心清清しいものがあります。

 

 もう少しで何とか片付きそうです。

 

     

 

 

 

 

コメント
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