本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

ヤンジー !?

2015-08-18 21:19:30 | 住職の活動日記

「ヤンジ―」 

最近、こういう言葉があるようです。

『やんちゃな爺さん』を略して、

世代的には丁度

私たちの世代でしょうか。

団塊の世代、

物のない時代に育って、

今は子育ても終り、定年を迎えて

それで昔出来なかったことに

挑戦しようと!!

 

大型バイクを乗り回したり、

サーフィンに挑戦したり、

女子会を開いてワインを振る舞ったりと

まあ、そういうやんちゃなじいさまが

増えているとか??

 

「不良老人の勧め」

というような企画もあるようで、

 

「無印良品」という品もあるようですが、

こちらは「無印不良老人」です。

一切の肩書を離れ、

無印になって、好きなことして、

正に不良老人です。

 

昔は、

「一銭の徳にならんことをして!!」

と叱られたものですが、

今は叱る人もなく、

時に任せて、好きなことをできる

幸せをかみしめています。

 

本当に人が見たらバカみたいな

一銭の徳にならんことにはまっています。

 

まあ、書き写すというか、

写経です。

写経といっても大層なものでなく、

紙と鉛筆です。

 

十地経の講義を書き写し

分からない言葉を調べ、

それにも飽き足らず、

原点の経典を書き写し、

大蔵経と同じ行数で、

一行も同じ文字数で書き写し、

今また、同時進行ですが、

原稿用紙を買って来て、

経典には句読点があるのですが、

その句読点で切って、

書き写しています。

 

意味も解らないのですが、

講義を聞いてるだけが

聞き覚えのある言葉が出てきて

何かしら身近に感じ、

今日新しい発見があったのですが、

句読点で句切って書いてみると

経典のリズムというか、

心地よい響きみたいなものが伝わってきます。

 

やはり翻訳された方のご苦労でしょう

同じ言葉があえて省略せずに

繰り返し出てくることが

経典にリズミカルな動きを

生み出しているのです。

 

漢字の羅列で、

一見退屈そうな感じにもみえますが

さっきも言いましたがリズムがある

というところが何かしら筆が進むのです。

 

まずは、1センチ角の方眼用紙に

正確に書き写し、

それを今度は句読点で句切り

原稿用紙に書き写し、

それを現本にしてコピーして

分からない言葉を調べ、

読み方とかをふり仮名ふって

同時に講義録と読み比べしていく、

と考えると、なかなか忙しい!!!

 

と同時に、孫たちとは

「ヤンジー」を発揮 

周りからは顰蹙かうも

根が幼いものですから、

おかまいなしにやんちゃしています。

 

不良老人      ですよ 

 

 

 

 

 

 

コメント
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