本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

イチョウ

2015-11-07 21:25:28 | 住職の活動日記

お寺にイチョウは付き物のようです。

当院にも今は一本残っています。

子どもの頃には確か3本あったような

お寺に植えられるのは

やはり火を防ぐということでしょう。

子ども心に隣の火事で

迫りくる火をイチョウが焦げながら

守ってくれたのを思い出します。

 

 

    

 

このイチョウは珍しく

上ではなく横に広がって

枝を伸ばしています。

 

    

 

樹齢は400年とか、

長い年月をかけて上に伸びないよう

枝作りをされ、

現在の姿になったようです。

 

 

    

 

 

幹の太さがその歴史を物語って

いるようです。

 

 

    

 

枝はいじめられ、

もはやそのように修正づけられ

この木にとっては横に枝を張るのが

本性になってしまったのでしょう。

 

 

    

 

やはりこのように育つのが普通です。

わずかに先端が黄色に色づき始め

あと10日もすれば

黄金色のイチョウを見ることができるでしょう。

 

イチョウ、銀杏とも、公孫樹とも

書かれます。

そういえば、熊本城も銀杏城といい、

伝えによると、

加藤清正が非常時に銀杏を

食糧にしたとか、

そのためにイチョウを植えて、

そこから銀杏城の名前がついたとか、

 

また不思議な木で、

イチョウ科の植物は氷河期に絶滅し

このイチョウだけが生き残っている

絶滅危惧種のひとつとも

いわれているようです。

オスメスあって、

俗説ですが葉っぱを見ると

スカートになっているのと

ズボンになっているので

雌雄を見分けるとか、

そのようなことが言われているようです。

 

 

     

 

近くには山茶花の垣根もあり

品のよいつぼみが輝いていました。

 

京都もあちこちで紅葉の

ライトアップが始まっています。

しかし、今日も24度もある陽気、

やはり後半にならないと

本格的な紅葉は見れないようです。

 

 

 

 

 

コメント
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