本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

赤備え(あかぞなえ)

2019-10-04 17:29:31 | フラワー

今回は花材が赤が多かったようで

まあ、「赤備え」!という、

ような形になりました。

勝手にそう命名したのですが

 

 

写真ではあまりうまく色が出ません

が、実際の色は

もっと美しい赤い色なのです。

 

「赤備え」というと

彦根藩の伊井家が赤で揃えた

鎧兜が有名です。

赤というのは力を象徴しているのか

強さも感じるようで

また戦場ではひと際目立つ存在

だったのでしょう。

 

昔の「ハンニバル」という映画で

その軍隊がやはり赤いマントを着て

勇ましく戦う様子を思い出します

その赤の意味は

たとえ切られて血が出ても

目立たないので

負傷してもさらに鼓舞するために

この赤を着るのだ、

という話でした。

 

 

我が家の赤備えは

元気を頂くような赤です

 

山法師も葉が落ちだし

これから冬支度のようで

周りを見ても美しい花を

見かけません

落ち葉を掃いていると

これだけたくさんの葉が

付いていたのかと驚きます

それでもまだほんの一部分です

緑が出かかったころは

ぐんぐん伸びる葉に

勢いを感じたものですが

落ちてみる葉は本当に沢山です

 

 

どちらから見ても赤、赤、赤

カーネーションにバラ

赤尽くしです

 

 

上の方にある小さなバラの花

こちらを見ているようで

何かしら視線を感じましたので

カメラに納めました。

 

調べてみると

「赤備え」にも武田軍や

真田家もあるようで

やはりどの武将の率いる軍も

強い軍隊ばかりのようです。

赤を纏うということは

それなりに自覚を促し

強いということの覚悟の

表れだったのかもしれません。

 

久しぶりの生け花

赤い色から元気を頂きながら

過ごしたいものです。

 

 

 

 

コメント
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