宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

縮小コリメート法(その15)

2013-07-14 13:19:00 | 縮小コリメート法
LX7でマニュアル撮影する場合のコツを書いておきます。

・マニュアルフォーカスモードにする。

・マニュアルフォーカスアシストレバーを操作する時、間違って
 このレバーを押し込んでしまうと3段分のNDフィルターが
 挿入されてしまう。LCDの左下に”ND”と出ていたらNDフィルター
 が挿入されていますからご注意を。

・マニュアルフォーカスアシストレバーを操作するとLCD画面が
 拡大されますが、これは、マニュアルフォーカスアシストモード
 に入っている状態でマニュアルフォーカスアシストレバーを押し
 込むことで3段階に拡大率を変えられます。
 更に、マニュアルフォーカスアシスト状態になっている時にMenu
 ボタンを押すと拡大する場所を自由に選択できます。
 これらの機能は必ず使うのですが、知らないといつまでも気が
 付かない機能です。このような操作をしますから、
 いつの間にかNDフィルターが挿入されていたりします。
 私も何度も経験しています。
 多機能・マルチファンクションもいい加減にしてもらいたい
 ような仕様ですよね。

・拡大表示は数秒しか行われません。
 これも変な仕様で、マニュアルフォーカスアシストレバーを
 左右に振ってLX7のピント位置を決め、次に望遠鏡のフォーカス
 機構でピントを追いこもうとした時、既に拡大表示モードが
 終わっているのです。(数秒)
 したがって、マニュアルフォーカスアシストレバーを再度
 ”チョンチョン”と突っついて最大拡大表示に戻す必要があります。
 この辺りは職人技を要求されますよ~!ヽ(^o^)丿
    |
    +→(その17)を見て下さい!2013/07/22 追記

 
・LX7のピント位置は∞にするのが理想ですが、
 実は1m~2mの位置でもそれなりに綺麗に写ってしまいます。
 最終的には望遠鏡でピントを追いこみますが、LX7のピント位置
 を何処にするかは自由です。
 私は∞になった所で止めています。望遠鏡のフォーカス機構で
 ピントを追い込む作業を行う際、マニュアルフォーカスアシスト
 レバーを右にチョン!とやったら、次は左にチョン!とやって
 ∞位置からズレないようにしています。
  |
  +→ピント位置は自由じゃありません。
    (その17)を見て下さい! 2013/07/22 追記

http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/348.html


 LX7の広角端で風景を撮影すると、真の無限遠は∞表示の
 更に右側にあります。でも、闇夜でこの位置を定量的に再現
 させることは不可能でしょう。
 LX7には、電源を切っても直前に操作したマニュアルフォーカス
 位置を覚えており、再度電源を投入すると、電源をOFFした時の
 マニュアルフォーカス位置に自動復帰すると言う、
 実に有り難い機能が付いています。
 でもですね、
 次回の撮影時にマニュアルフォーカスアシストレバーに触れて
 しまうと、チャラになってしまうんですよね。
 撮影時に触るなっていうのは無理です。
 初めはスバラシイ機能だ! と思いましたが、
 使ってみれば無用の長物でした。

コンデジにしてこのマニュアルフォーカスアシスト機能の充実
ぶりは大したものですが、拡大表示が数秒で元に戻ってしまう
のは頂けません。(マニュアルフォーカスアシストレバー
から指を話した場合)

以上、忘れないように記しておきます。

                  つづく
コメント (4)
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