宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

ZWO-CN15F4_光軸調整がやりやすい

2015-07-03 20:31:00 | 撮影機材
接眼部の向きを90度変更しました。


サイドのM3セットビス4個を緩めると接眼部ごと外れます。


ドローチューブは6mm厚のアルミむく材でとても丈夫に出来ています。
カメラ取り付け側から見たところ。


鏡筒内側から見たところ。


90度向きを変えようとしましたが、カーボン鏡筒と裏打ち板が当たって
入りませんでした。ヤスリで仕上げて組み付けました。


斜鏡の調整機構は良く考えられた作りです。


ドローチューブの中心に対する斜鏡位置は一箇所しかないため、
センターネジは殆ど調整の余地なくセットしてあります。
ナットまで付いています。
これならば、特に斜鏡のオフセット位置にマジックでポッチを書かなくても
間違いようがありません。(斜鏡はオフセットされています。)
3箇所の調整ネジもストロークは極小であり、理に叶った構造ですね。

斜鏡の光軸調整は実にやり易いです。


主鏡側はこうなっています。


外側の小さいツマミが押しネジ、内側の大きいツマミが引きネジかと思い
ましたが、実は外側は固定ネジです。
外側3個を少し緩め、内側3個で光軸調整が出来てしまいます。
通常の押し引きネジだと、両方緩めるとカタカタして調整しにくい訳ですが、
これは内側の3個をそれぞれ個別に調整できるのです。
ある程度決まったら外側を軽く締め、もう一度内側で微調整します。
最後に外側の3個をしっかりと締めればOKです。


コリメーションアイピースのピンホールから見たところ。
LX7のテレ端で撮るとピンホール越しに撮れることを発見!(^^♪


コリメーションアイピースを外して撮影。
斜鏡がオフセットされている為、ドローチューブ中心と斜鏡中心は
同心円とはなりません。主鏡マーカーが少しズレているのはLX7と
ドローチューブの位置関係が完全では無かったからです。


チョット気になること。

・主鏡脱落防止の爪が目立つ。

・筒先外径=185mm、鏡筒内径=175mm程度と細めです。
 なので、ドローチューブが筒内に結構出て来ます。
 先ほどK-3を付けて2Km先の山で合焦させましたが、ドローチューブの
 繰り出し量は25mm程でした。筒内はどうだったか確認しませんでしたが、
 すこしケラレが心配です。

・主鏡中心に貼ってある△マークはヒゲ光条の原因にならないのか?
 ◎の方が良いのではないか?まあ、斜鏡の影の部分になるので大丈夫と思うけど。

以上、本日はココまで。

コメント (5)
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ZWO-CN15F4_フォーカスロックネジがあった!

2015-07-03 12:06:00 | 撮影機材
ZWO-CN15F4鏡筒にはフォーカスロック機構とクレイフォードテンション
調整ネジが無いと書いて来ましたが・・・
   ↓   ↓
ありました!


星見屋さんに聞いたら”ある筈ですよ”と言われ、もしやと思って
段ボールをひっくり返してみると。 ありました。


隅っこからM4セットビスとM4ローレットネジが各一個。

フォーカスロック機構は普通ココにあると思っていました。


フォーカサー裏面にもロックネジは無かったし、調整も出来ないのだ思いました。


星見屋さんに聞いたら、このように付けるのだそうです。






左のM4セットビスはクレイフォードテンション調整用。
右のM4ローレットビスはフォーカスロック用だそうです。
でも、ロックと言うよりもテンションを上げて動きにくくする感じです。
ネジの中身は違う構造らしく、左右を間違えないように取り付けます。
クレイフォードテンション調整ネジはわりとカチッと締まり、
フォーカスロックねじはバネを押しているような感触があります。
ちなみに、
フォーカス機構は全て金属製ですから、締め過ぎて割れることも有りません。

早速、モノクロ冷却CCD一式を付けてみると・・・


おお~、余裕の引き上げ強度ですよお~(^^♪
昨日と違い、与圧が上がったのでドローチューブのヨレも大幅に減少。
これならば十分にNarrowBandImagingで使えそうです。

尚、

与圧を掛け過ぎると微動ツマミ側がスリップするようになるのは他の
フォーカサーと同じです。それでも、レールの当たり幅が大きいのと、
おそらくシャフトも太いのでしょう。軽く締めればモノクロ冷却CCD
でもスルスルと引き上げられました。
そして、右側のローレットビスを締めれば、もはや抜け落ちる
とは思えない強度になりました。

あー、良かったあ~。
俄然やる気になって来ました。

先走って誤った情報を流してしまったことをお詫び申し上げますm(__)m

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