宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

ZWO-CN15F4の乾燥空気注入口と主鏡セル構造

2015-07-07 18:36:00 | 撮影機材
ZWO-CN15F4の斜鏡側注入口


GINJI-300FNの斜鏡側注入口


ZWO-CN15F4の主鏡側注入口


GINJI-300FNの主鏡側注入口


これで結露対策は万全だと思います。
早よ晴れんかい!

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続いてZWO-CN15F4の主鏡セル構造です。


内側の引きネジにはバネが入っています。
なので、外側の押しネジ(この鏡筒では固定ネジ)を緩めても有る程度は
自立するので調整が楽です。


鏡はサイドからナイロンビスで止めて固定してあります。


黒い部分はアルミで黒梨地アルマイト処理ですね。


三箇所のツメは単なる脱落防止のため、鏡に接触していません。


乾燥空気注入口はこんな感じで入っています。


組付け後の光軸調整はあっという間に完了します。
300FNの押しネジ・引きネジは等間隔配置の妙な構造で非常に使いにくい
ですが、ZWO-CN15F4のセルは良く出来ています。
15㎝程度の鏡であれば、この方法は秀逸ですね。

手を入れる箇所は、

・三箇所のツメをリングに交換する。
・主鏡をバスコークで補助固定する。

ぐらいでしょうか。
特に主鏡の保持は弱いと思われるため、鏡筒を寝かせてクルマで運ぶのは
気が引けます。箱に入れてシートに斜め固定が良いでしょう。



コメント (8)
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