お盆の行事も終わって一段落ですけど、まあ~晴れないですね!
Nexus-ⅡとNexus DSCの動作検証が一通り済んだので書きます。
今どき自動導入でないナビゲーションに意味があるのか?って
疑問もあるでしょうが、案外コレ、快適なんですよね。
クランプを緩めて手で導入した方が速いじゃん!って思ったこと
あると思います。
SkyWatcherのEQ8-GotoやAZ-EQ5にはフリーダムファインドとか言う
名称でエンコーダが組み込まれています。
で、
Nexus-ⅡとNexus DSCとはどのようなものか?
Nexus-Ⅱ
・DSC(Digital Setting Circles)・・・デジタル目盛環である。
・赤経軸・赤緯軸に付けたロータリーエンコーダのカウント値を、
WiFiにてスマホやPCへ飛ばせる。
・WiFiアクセスポイントとして動作
・特定の自動導入架台とUSB接続でデータをやり取り可能。
・外観はただの箱であり、何も操作できるものは付いていない。
・SoftwareBisque BBoxコンパチコマンド仕様
・ドイツ式赤道儀、フォーク式赤道儀、経緯台対応
Nexus DSC
・単独でナビゲーション出来る多機能版。
もちろん、ロータリーエンコーダ使用。
・GPS付き
・WiFiアクセスポイントとして動作
・Mede LX-200オープンコマンド仕様
・特定の自動導入架台とUSB、RS-232C接続でデータをやり取り可能。
・ドイツ式赤道儀、フォーク式赤道儀、経緯台対応
-------------
DSC自体は自動導入架台黎明期以前から存在していましたが、
WiFiでデータを飛ばせることがNexusシリーズの新しい機能ですね。
スマホやPCからは、WiFiアクセスポイントとして認識されますが、
これを経由してインターネットに出ていける真のAPではなく、
WAN側接続機能を持たないAPとして現れて来ます。
一番のお勧めソフトはSkySafari5 Plus ↓ のようです。
https://skysafariastronomy.com/
実際にAndroid版(¥1,800.-)を買って試しました。
WiFiアクセスポイントとして現れる
セキュリティーの無いオープンネットワークがデフォルトでした。
マニュアルには特にセキュリティーの設定方法が記載されて
いませんでしたが、コマンド表には”set PASSWORAD ***<CR>”
などの記載があったため、TCP/IP ConfigurationToolsで
パスワードを設定できました。
が、
何度やってもオープンのままでパスワードを聞いて来ませんでした。
”get PASSWORD<CR>”コマンドでちゃんとセットされているとの
アンサーバックが来るんですけどね・・・
これが Nexus DSC の方はパネル入力でPASSWORDを設定でき、
ちゃんとセキュリティーが設定できるんですよ。なんで?
ま、イイや。
と、
ここまでが普通の使い方ですが、
特筆すべきはSkySafari5 Plusってアプリの出来の良さ!
こりゃ使って絶対に損の無いアプリだと思います。
アストロアーツのスマートステラも使っていますが、
こちらは¥1,000.-の割には機能削り過ぎですからねえ~。
SkySafari5 PlusもスマホのGPSと方位センサー、地磁気センサー
を使ってカッコ良いプラネソフトとして機能しますが、
拡大すればDSOもPGCのような写真データで出てくるし、
動きはメチャクチャ軽いのですよ。
ステラナビ10とは、全く次元の違う動きをします。
それでいてGUIはキレイだし、データも膨大に持っています。
Windowsアプリ、やばいなコレハ。
--------------
さて、
スマホのSkySafari5 Plusでちゃんと動くのは当然として、
ここは何とかステラ10でも動いてほしいところです。
結論から言うとこんな感じ。
・ステラ10(リンクできました)
・TheSky6 Pro(リンクできました)
・SuperStarⅤ(NG)
特にSuperStarⅤは今時ASCOM機器が一つもつながらないと言うか、
全くサポートしていないのでお話になりません。
TheSky6 ProはASCOM以前の製品ですが、逆にDSC全盛期だったので
SoftwareBisque_BBoxを指定してあっさりとリリンクできました。
残念ながら最新のTheSky Xには日本語版が無いようですね。
ステラ10でリンクするのは容易ではありませんでした。
まあ、アレコレ調べたり専用のツールを使ったりしました。
何しろWiFiアクセスポイントへの接続ですからTCP/IP関連が
強くないとダメな訳ですよ。
ステラ10にTCP/IPポートを開けるツールは無いですからね。
で、
WiFi <-> HW VSP3 <-> ASCOM Platform <-> ASCOM DSC_Driver
<-> ステラ10と言う手続きが必要でした。
VSP(VirtualSerialPort)を構成し、意図的に”COM3 ”などを
作ってやるわけです。TCP/IP <-> 仮想COMポートってやつです。
仮想COMポートが出来たからと言って、Nexus-ⅡがMeade LX-200
コマンドでリンクできるかというとさにあらず。
Ⅱの場合は、あくまでもDSCに徹して動作するようであり、
ASCOMのDSCドライバー無くしてはリンクできませんでした。
TCP/IP <-> VirtualSerialPortツールで仮想COM3を作る。
仮想COM3が出来た。
ASCOMのDSCドラーバ経由でステラ10とリンクできました。
真ん中のオレンジ色斜め十字がエンコーダとのリンク位置です。
エンコーダのパルス数などはASCOM_DSC_Driverに予めセット
しておきます。
ちなみに、
Nexus-ⅡはあくまでもDigitalSettingCirclesですが、
Nexus DSCは単独でロータリーエンコーダの位置情報から
ナビゲーションが出来、Mede LX-200コマンドを標準としています。
通信仕様が異なるのです。
従って、Nexus DSCをステラ10とリンクさせるには、LX-200を
指定すれば良いのです。必死にASCOMやDSCドライバーでリンク
しようとしても繋がりません。
じゃあ、
LX-200なんだから古いTheSky6 ProやSuperStarⅤでもリンクできる
かと思いきや・・・さっぱり繋がりませんでした。
<結論>
WiFiでSkySafari5 Plusを使いましょう!
Nexus-ⅡとNexus DSCの動作検証が一通り済んだので書きます。
今どき自動導入でないナビゲーションに意味があるのか?って
疑問もあるでしょうが、案外コレ、快適なんですよね。
クランプを緩めて手で導入した方が速いじゃん!って思ったこと
あると思います。
SkyWatcherのEQ8-GotoやAZ-EQ5にはフリーダムファインドとか言う
名称でエンコーダが組み込まれています。
で、
Nexus-ⅡとNexus DSCとはどのようなものか?
Nexus-Ⅱ
・DSC(Digital Setting Circles)・・・デジタル目盛環である。
・赤経軸・赤緯軸に付けたロータリーエンコーダのカウント値を、
WiFiにてスマホやPCへ飛ばせる。
・WiFiアクセスポイントとして動作
・特定の自動導入架台とUSB接続でデータをやり取り可能。
・外観はただの箱であり、何も操作できるものは付いていない。
・SoftwareBisque BBoxコンパチコマンド仕様
・ドイツ式赤道儀、フォーク式赤道儀、経緯台対応
Nexus DSC
・単独でナビゲーション出来る多機能版。
もちろん、ロータリーエンコーダ使用。
・GPS付き
・WiFiアクセスポイントとして動作
・Mede LX-200オープンコマンド仕様
・特定の自動導入架台とUSB、RS-232C接続でデータをやり取り可能。
・ドイツ式赤道儀、フォーク式赤道儀、経緯台対応
-------------
DSC自体は自動導入架台黎明期以前から存在していましたが、
WiFiでデータを飛ばせることがNexusシリーズの新しい機能ですね。
スマホやPCからは、WiFiアクセスポイントとして認識されますが、
これを経由してインターネットに出ていける真のAPではなく、
WAN側接続機能を持たないAPとして現れて来ます。
一番のお勧めソフトはSkySafari5 Plus ↓ のようです。
https://skysafariastronomy.com/
実際にAndroid版(¥1,800.-)を買って試しました。
WiFiアクセスポイントとして現れる
セキュリティーの無いオープンネットワークがデフォルトでした。
マニュアルには特にセキュリティーの設定方法が記載されて
いませんでしたが、コマンド表には”set PASSWORAD ***<CR>”
などの記載があったため、TCP/IP ConfigurationToolsで
パスワードを設定できました。
が、
何度やってもオープンのままでパスワードを聞いて来ませんでした。
”get PASSWORD<CR>”コマンドでちゃんとセットされているとの
アンサーバックが来るんですけどね・・・
これが Nexus DSC の方はパネル入力でPASSWORDを設定でき、
ちゃんとセキュリティーが設定できるんですよ。なんで?
ま、イイや。
と、
ここまでが普通の使い方ですが、
特筆すべきはSkySafari5 Plusってアプリの出来の良さ!
こりゃ使って絶対に損の無いアプリだと思います。
アストロアーツのスマートステラも使っていますが、
こちらは¥1,000.-の割には機能削り過ぎですからねえ~。
SkySafari5 PlusもスマホのGPSと方位センサー、地磁気センサー
を使ってカッコ良いプラネソフトとして機能しますが、
拡大すればDSOもPGCのような写真データで出てくるし、
動きはメチャクチャ軽いのですよ。
ステラナビ10とは、全く次元の違う動きをします。
それでいてGUIはキレイだし、データも膨大に持っています。
Windowsアプリ、やばいなコレハ。
--------------
さて、
スマホのSkySafari5 Plusでちゃんと動くのは当然として、
ここは何とかステラ10でも動いてほしいところです。
結論から言うとこんな感じ。
・ステラ10(リンクできました)
・TheSky6 Pro(リンクできました)
・SuperStarⅤ(NG)
特にSuperStarⅤは今時ASCOM機器が一つもつながらないと言うか、
全くサポートしていないのでお話になりません。
TheSky6 ProはASCOM以前の製品ですが、逆にDSC全盛期だったので
SoftwareBisque_BBoxを指定してあっさりとリリンクできました。
残念ながら最新のTheSky Xには日本語版が無いようですね。
ステラ10でリンクするのは容易ではありませんでした。
まあ、アレコレ調べたり専用のツールを使ったりしました。
何しろWiFiアクセスポイントへの接続ですからTCP/IP関連が
強くないとダメな訳ですよ。
ステラ10にTCP/IPポートを開けるツールは無いですからね。
で、
WiFi <-> HW VSP3 <-> ASCOM Platform <-> ASCOM DSC_Driver
<-> ステラ10と言う手続きが必要でした。
VSP(VirtualSerialPort)を構成し、意図的に”COM3 ”などを
作ってやるわけです。TCP/IP <-> 仮想COMポートってやつです。
仮想COMポートが出来たからと言って、Nexus-ⅡがMeade LX-200
コマンドでリンクできるかというとさにあらず。
Ⅱの場合は、あくまでもDSCに徹して動作するようであり、
ASCOMのDSCドライバー無くしてはリンクできませんでした。
TCP/IP <-> VirtualSerialPortツールで仮想COM3を作る。
仮想COM3が出来た。
ASCOMのDSCドラーバ経由でステラ10とリンクできました。
真ん中のオレンジ色斜め十字がエンコーダとのリンク位置です。
エンコーダのパルス数などはASCOM_DSC_Driverに予めセット
しておきます。
ちなみに、
Nexus-ⅡはあくまでもDigitalSettingCirclesですが、
Nexus DSCは単独でロータリーエンコーダの位置情報から
ナビゲーションが出来、Mede LX-200コマンドを標準としています。
通信仕様が異なるのです。
従って、Nexus DSCをステラ10とリンクさせるには、LX-200を
指定すれば良いのです。必死にASCOMやDSCドライバーでリンク
しようとしても繋がりません。
じゃあ、
LX-200なんだから古いTheSky6 ProやSuperStarⅤでもリンクできる
かと思いきや・・・さっぱり繋がりませんでした。
<結論>
WiFiでSkySafari5 Plusを使いましょう!
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