縮小コリメート法における F(合成)と fl (合成焦点距離)について。
縮小コリメート法の作例で、合成 F=1.47 になった・・・
などの表現をしてきました。以下はその計算方法です。
<例>
---------------------------------------
望遠鏡:セレストロン C-8
口径:203[mm]
焦点距離:2032[mm]
F値:10
アイピース:プローセル型32mm
カメラ:Panasonic DMC-LX7
使用する焦点距離:4.7[mm] 広角端
解放F値:1.4
---------------------------------------
これで縮小コリメート法を構成した場合のF(合成)は、
F(合成) = F(望遠鏡) / ( fl (アイピース) / fl (カメラレンズ) )
で計算できます。
この例では、
F(合成) = 10 / ( 32 / 4.7 ) = 1.46875 となります。
よって、F(合成) = 1.47 と書いてきた訳です。
また、
fl (合成焦点距離) = D(望遠鏡の口径) ・ F(合成)
ですから、
fl (合成焦点距離) = 203 X 1.47 = 298.41 [mm]
となります。
F(合成)がカメラのF値よりも小さくなった場合は光が無駄に
なっている訳ですから、F(合成)はカメラのF値までとなります。
この辺りの詳しいことは下記の書籍に書いてあります。
----------------------------------------
デジタル天体写真のための
天体望遠鏡ガイド
西條善弘 著
誠文堂新光社
P-52~53
但し、P-53の(1.8e)式は間違っています。
Fc = D / fc とありますが、
Fc = fc / D でなければなりません。
---------------------------------------
LX7は1.7型(7.6mm X 5.7mm)の撮像素子です。
対角は9.5mmとなります。
35mmフルサイズの対角は43.23mmですから
4.55倍の差があります。従って、
fl (35mm換算) = fl (合成焦点距離) X 4.55
となります。
よって、
fl (35mm換算) = 298.41 X 4.55 = 1357.76 [mm] 相当
と言うことになります。 (つづく)
縮小コリメート法の作例で、合成 F=1.47 になった・・・
などの表現をしてきました。以下はその計算方法です。
<例>
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望遠鏡:セレストロン C-8
口径:203[mm]
焦点距離:2032[mm]
F値:10
アイピース:プローセル型32mm
カメラ:Panasonic DMC-LX7
使用する焦点距離:4.7[mm] 広角端
解放F値:1.4
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これで縮小コリメート法を構成した場合のF(合成)は、
F(合成) = F(望遠鏡) / ( fl (アイピース) / fl (カメラレンズ) )
で計算できます。
この例では、
F(合成) = 10 / ( 32 / 4.7 ) = 1.46875 となります。
よって、F(合成) = 1.47 と書いてきた訳です。
また、
fl (合成焦点距離) = D(望遠鏡の口径) ・ F(合成)
ですから、
fl (合成焦点距離) = 203 X 1.47 = 298.41 [mm]
となります。
F(合成)がカメラのF値よりも小さくなった場合は光が無駄に
なっている訳ですから、F(合成)はカメラのF値までとなります。
この辺りの詳しいことは下記の書籍に書いてあります。
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デジタル天体写真のための
天体望遠鏡ガイド
西條善弘 著
誠文堂新光社
P-52~53
但し、P-53の(1.8e)式は間違っています。
Fc = D / fc とありますが、
Fc = fc / D でなければなりません。
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LX7は1.7型(7.6mm X 5.7mm)の撮像素子です。
対角は9.5mmとなります。
35mmフルサイズの対角は43.23mmですから
4.55倍の差があります。従って、
fl (35mm換算) = fl (合成焦点距離) X 4.55
となります。
よって、
fl (35mm換算) = 298.41 X 4.55 = 1357.76 [mm] 相当
と言うことになります。 (つづく)
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