宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

フラットナー・レデューサーをSSProV2で試す。

2012-10-17 19:01:00 | 天体写真(冷却CCD)
昨晩も栃本へ行こうと思っていましたが、あまりに眠くて
20時の仕事終了と同時に爆睡してしまいました。
気付いたら23時だった・・・
出遅れたので裏山林道へ行くことにしました。
既に天気が怪しくなってきており、ちぎれ雲多数が邪魔を
します。隙間を縫いながらなんとか7カットを撮影。


う~ん、輝星にゴーストが出るのは想定内ですが、やはり気になる。
ピントも詰めが甘くPintAide値=0.8でしたが、もっと悪い気がしま
す。フラットネスは劇的に改善されており、心配したピントも27mm
の余裕を持ってクリアしました。

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<撮影データ>

撮影日時:2012年10月17日 02:09:40~04:41:18
撮影地:飯能市郊外の林道脇(標高450m)
星空指数:40点(撮影中に薄雲通過多数)
気温:11℃

冷却CCD:ORION StarShoot Pro V2.0
       (SONY SuperHAD ICX413AQ)
撮像鏡筒:MIZAR 10cmF6 Newtonian -> F5.48
       (自作フラットナー・レデューサー使用)
フィルタ:LPS-P2

露出時間:10min X 6 + 20min X1 , 80min Total
ダーク画像:3 X 10min , 1 X 20min
フラット画像:3枚
フラット用ダーク画像:3枚

赤道儀:TS-90S
ガイド:5cm fl=250mm + SSAG + PHD

CCD制御&RAW現像:MaxIm DL Essentials Edition
画像処理:CS5

処理プロセス:MaxImDLにてFITSでダーク減算、フラット補正、
         カラー化処理、コンポジットまでを行い、出力を
         Tiff_16bitでcs5へ。ここでPhotoshop的画像処理
         を行い、最終的にJPEGに落とした。

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輝星の最高輝度が22000カウント程度です。
16bitなので65535まで使えますから、まだまだ露光出来ることに
なりますね。この辺りの深さがデジイチと決定的に異なります。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (demio)
2012-10-18 20:20:58
こんばんは。
やはり輝星にゴーストが発生するようですね。
私もこの場所は派手なゴーストに悩まされましたがコマコレ2→3で軽減した経過があります。

三峰の道路が夜間通行止とは痛いですね。
栃本は視界が狭くて北極星もよく見えないので利用していませんが、三峰がNGですと考え直さなければ・・・
返信する
Unknown (eti_forest)
2012-10-18 23:06:04
demioさん今晩は。
このゴーストが何処から発生しているのかはまだわかりませんが、LPS-P2を外したら
無くなるかもしれません。まあ想定内なので、しばらくはこのまま行きます。
他にモノクロ冷却CCD用を作ってあり、こちらはフィルタホイールが入るのでどうなる
ことやら。まだテストできていません。

三峰観光道路の工事は”土日、祝祭日を除く”と書いてありました。
週末は紅葉見物客が来るので工事をやらないようです。
普段の日も22時前に入って5時以降に出れば使えるようです。
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