この三連休は、入笠山天体観測所でアレコレ整備作業を
やって来ました。晴れっ放しの太平洋高気圧に期待し、
SkyMax改_E-ZEUSⅡ仕様+C14+モノクロ冷却CCDを
外部スペースに展開。
こんなに良い天気なのに・・・夜は曇る!!(-_-メ)
標高1810mの地に建つ観測所です。
夏は突然の大雨に対応できなければなりません。
案の定、15日の夕方には雷雨となりました。
1時間ほどで収まりましたが、辺りは水浸しです。
せっせと雑巾で排水、排水、また排水!
雷雨の後には二重の虹が出ました。
ずぶ濡れ状態からの復帰に1時間ほど掛かりました。
初めからテーブル上に展開しておけば、足元に水溜りが
出来ても大丈夫です。雨が降ったら耐紫外線タイヤラックカバー
を掛ければOK。
ちなみに、周囲の単管パイプは防風板固定用です。
今回は高気圧の等圧線1本で好シーイングが期待されました。
しかし・・・
晴れたのはごくごく限られた時間でした。
3泊して1対象しかものになりませんでした。
まあ、夏の入笠山ですからね。
仕方ない、想定内です。
M57 , L=11X180s , RGB=each 180sX1 , 42min Total
C-14にF7レデューサーを付け、fl=2485mmで撮りました。
2/3inch CCDなので12'X9'の写野ですが、写野ずれトリミングで
10'X7'程度になっています。
この写野をフィールド展開機材でものにするのは大変です。
固定観測所では、その場所のシーイングが悪かったらアウト。
ジェット気流が居座る季節もアウト。
15日はシーイング5/5、ジェット気流が本州から大きく湾曲して
北側へずれ、等圧線も1本という好条件でした。
C-14+2/3inchモノクロ冷却CCDだと、35mm換算で9958mmにも
なります。これでLRGBのDSO狙いが使い物になるのか?
それを確認するのが目的でした。
どうでしょう?
星像が甘いと言われているシュミカセC-14ですが、
十分に良い星像ではないでしょうか。
夏場の好シーイングを効率よく利用すれば、かなり面白い画が
撮れるような気がします。
------------------------------------------
撮影日時:2018/07/13-16
撮影場所:入笠山天体観測所(標高1810m)
天候:晴れ間僅少、雷雨!!、夜露max
気温:17℃程度
星空指数:10(晴れ間だけは90)
シーイング:4/5~5/5
撮像鏡筒:C-14(35.5cmF11 , fl=3910mm)
カメラ:Orion StarShootMonoⅢ(Sony ICX285AL 2/3inch)
フィルター:US_Orion 1.25inch_LRGB FilterSet
コマコレクター:ジャイアント・イージーガイダーにてF7(fl=2489mm)
赤道儀:SkyMax改_E-ZeusⅡ仕様
極軸合わせ:PHD2のドリフトアラインで実施
ガイド:50mmF4ガイド鏡 + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3
撮像時間:画像に併記
ダーク画像:***
フラット画像:***
フラット用ダーク画像:***
ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:MaxImDL_Pro Ver6.16
画像処理:SI7 , Photoshop_cc
------------------------------------------
ちなみに、
こちらの画像は県立ぐんま天文台にある65cmF12クラシカル
カセグレン望遠鏡の直焦点画像です。
fl=7800mm+PENTAX K-5LS , ISO3200 , 4X300s , 20min Total
撮影日時:2011/09/27 21:04:05~21:19:20
ノータッチトラッキング。
カメラを付けて撮っただけ・・・なんてお気楽な!
今回の写野とほぼ同じですし、この夜もシーイング5/5でした。
さてさて、
撮れた画像の出来や如何に。
C-14と言う、こんなに小さな可搬型システムでイイ線行っている
のではないかと思います。星像自体は65cmF12カセの方が芯があって
しっかりとしている印象です。
システム価格は、比べるまでもありません。
やって来ました。晴れっ放しの太平洋高気圧に期待し、
SkyMax改_E-ZEUSⅡ仕様+C14+モノクロ冷却CCDを
外部スペースに展開。
こんなに良い天気なのに・・・夜は曇る!!(-_-メ)
標高1810mの地に建つ観測所です。
夏は突然の大雨に対応できなければなりません。
案の定、15日の夕方には雷雨となりました。
1時間ほどで収まりましたが、辺りは水浸しです。
せっせと雑巾で排水、排水、また排水!
雷雨の後には二重の虹が出ました。
ずぶ濡れ状態からの復帰に1時間ほど掛かりました。
初めからテーブル上に展開しておけば、足元に水溜りが
出来ても大丈夫です。雨が降ったら耐紫外線タイヤラックカバー
を掛ければOK。
ちなみに、周囲の単管パイプは防風板固定用です。
今回は高気圧の等圧線1本で好シーイングが期待されました。
しかし・・・
晴れたのはごくごく限られた時間でした。
3泊して1対象しかものになりませんでした。
まあ、夏の入笠山ですからね。
仕方ない、想定内です。
M57 , L=11X180s , RGB=each 180sX1 , 42min Total
C-14にF7レデューサーを付け、fl=2485mmで撮りました。
2/3inch CCDなので12'X9'の写野ですが、写野ずれトリミングで
10'X7'程度になっています。
この写野をフィールド展開機材でものにするのは大変です。
固定観測所では、その場所のシーイングが悪かったらアウト。
ジェット気流が居座る季節もアウト。
15日はシーイング5/5、ジェット気流が本州から大きく湾曲して
北側へずれ、等圧線も1本という好条件でした。
C-14+2/3inchモノクロ冷却CCDだと、35mm換算で9958mmにも
なります。これでLRGBのDSO狙いが使い物になるのか?
それを確認するのが目的でした。
どうでしょう?
星像が甘いと言われているシュミカセC-14ですが、
十分に良い星像ではないでしょうか。
夏場の好シーイングを効率よく利用すれば、かなり面白い画が
撮れるような気がします。
------------------------------------------
撮影日時:2018/07/13-16
撮影場所:入笠山天体観測所(標高1810m)
天候:晴れ間僅少、雷雨!!、夜露max
気温:17℃程度
星空指数:10(晴れ間だけは90)
シーイング:4/5~5/5
撮像鏡筒:C-14(35.5cmF11 , fl=3910mm)
カメラ:Orion StarShootMonoⅢ(Sony ICX285AL 2/3inch)
フィルター:US_Orion 1.25inch_LRGB FilterSet
コマコレクター:ジャイアント・イージーガイダーにてF7(fl=2489mm)
赤道儀:SkyMax改_E-ZeusⅡ仕様
極軸合わせ:PHD2のドリフトアラインで実施
ガイド:50mmF4ガイド鏡 + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3
撮像時間:画像に併記
ダーク画像:***
フラット画像:***
フラット用ダーク画像:***
ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:MaxImDL_Pro Ver6.16
画像処理:SI7 , Photoshop_cc
------------------------------------------
ちなみに、
こちらの画像は県立ぐんま天文台にある65cmF12クラシカル
カセグレン望遠鏡の直焦点画像です。
fl=7800mm+PENTAX K-5LS , ISO3200 , 4X300s , 20min Total
撮影日時:2011/09/27 21:04:05~21:19:20
ノータッチトラッキング。
カメラを付けて撮っただけ・・・なんてお気楽な!
今回の写野とほぼ同じですし、この夜もシーイング5/5でした。
さてさて、
撮れた画像の出来や如何に。
C-14と言う、こんなに小さな可搬型システムでイイ線行っている
のではないかと思います。星像自体は65cmF12カセの方が芯があって
しっかりとしている印象です。
システム価格は、比べるまでもありません。
今回の新月期は晴れませんね。
そんな中でも粘られて見事なM57ゲット、流石です。
それにしてもC-14と2/3インチカメラでも小さいですね。
でも、群天で撮られたものと比較しても遜色ないクオリテイだと思います。
やはりモノクロ冷却CCDの威力でしょうか?。
この夜はシーイングだけ良かったです。
でも、晴れなくてはお話になりません。
このM57、RGBは各1枚なのです。
それすらまともにクリアできませんでした。
悔しいので、今、かぐら三俣スキー場の駐車場で
M16の創造の柱を撮影中です。
月が沈みましたが、どんより晴れている感じです。
R17のLED街灯がガスで拡散されてイヤな明るさです。
片品へ行こうと思いましたが、大きな積乱雲が出ていたので
こちたに来ました。SCW通りの天候ですね。
素晴らしいM57です。C14でその星の大きさということはシーイングの良さに加えてピントもばっちりあっていたということですね。
わたしは歳で毎度C14(EdgeHD)をマウントに設置する筋力も低下してきているので、近い将来はリモート観測所を持ちたいと思っています。
東京から車で3-4時間の距離で、年間を通して晴天率が高くシーイングもなかなかで、撮影向きのロケーションはありますでしょうか?やっぱりジェット気流が流れる光害国では土台無理な話でしょうか。
リモート観測所ですか、いいですね!
いっそオーストラリアなんで如何でしょうか(^^♪
C-14クラスになると、国内では活躍の場が限られます・・・って皆さん言いますが、
案外そんなことは無いですよ。
私の観測所がある長野県入笠山はシーイングが非常に悪い所ですが、
原村辺りは晴天率も高く、望遠鏡の稼働率も上がるようです。
堂平天文台周辺も、明るいですがC-14にはシーイング的に適していると思います。
長焦点なら、なにも山奥に行く必要は無く、むしろ平野の方がシーイングが良い
です。堂平やスカイツリーのように、平野部からニョッキッと飛び出している
所なら最高でしょうね。