宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

GINJI-300FNのフードを製作

2015-06-25 18:41:00 | 撮影機材
21日(日)の夜~22日明け方にかけて須走り口五合目は晴れたようですね。
行きたかったですが、この重機材を雨の中で積み込むことが出来ず、
諦めました。そもそも月曜の午前中に外せない仕事があって無理でしたが、
あまりに晴れなくて欲求不満ですよ~。

そんな訳で、先日の入笠山でずぶ濡れ夜露攻撃に遭った教訓を活かすべく、
300FNにもしっかりとしたフードを作りました。


デカイ・・・

30cmF4鏡をフィールドでまともに使い倒すには、このくらい必要との判断です。
ダーク撮像用にふたまで作りました。


内側は遮光紙ベタ貼りです。


シースルーセル構造のため、外乱光と結露に気を使う必要があります。
実際、何度も主鏡の曇りを体験しています。


外気順応開始後、2時間を経過したらセル側もフードを付けることにしました。


うーん、
フードを付けると恐ろしくデカイですねえ~。
後ろに直立している30cmF7鏡筒と大差ない感じです。
しかも、300FNの方が筒が太いです。
現状で撮影に支障が出るようなたわみは無くなりましたが、
この鏡筒で撮影するには、鏡筒バンドの付け根部分がやや強度不足です。
標準のロスマンディー規格のプレートは、強度を要する箇所の肉抜きが
されていて不満足です。こんな所を肉抜きしないでもらいたいです。
仕方なく別途アリガタプレートを付けて補強してありますが、できれば
上下のプレートから15mm厚のアルミ板を出して底面で締結し、
しっかりと赤緯軸に固定したいと思っています。
現在でも25Kg程度なので、30Kgくらいにはなってしまうと思います。

やはり、30.5cmF4を安定運用するのは楽なことではありません。
セル構造だって今のままで良い筈がありませんしね。
もうアトラクスでは厳しいでしょうね。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mobazou)
2015-06-26 08:25:45
乾燥空気系ではダメだったのでしょうか。15cmニュートンを運用予定なのでちと気になります。
返信する
Unknown (☆男(hoshiotoko))
2015-06-26 08:58:28
mobazouさん

おはようございます。
この後、乾燥空気を入れる予定です。
容積が大きいため、ペットボトル系乾燥空気
では足りないと思うので、先に遮光を兼ねてフードを
作りました。また、近場の撮影地は車のライトが気になるため、深いフードが必要なのです。
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Unknown (matagon)
2015-06-30 22:12:18
フード、私も何とかしたいです。
ダンボール製のロールを黒塗装、内側をフォーカサーと反対の面だけ起毛紙を貼っていますが、夜露にめっぽう弱い。
でもドブソニアンなので、先端が重いとバランスが取れなくなっちゃうんです。
返信する
Unknown (☆男(hoshiotoko))
2015-07-01 00:58:02
matagonさん

そーか、ドブは筒先に重量をかけられないのですね。
乾燥エアーを吹き付けるしかないですかね。
この時期は晴れても主鏡がすぐに曇ってしまいそう
ですね。月面撮影中に調子が変化したらスタックが
上手く行かなくなりそうです。
私はこれから乾燥エアー装置を作ろうと思っています。
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