宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

Beginner's luck とは、このこと

2018-05-14 11:32:00 | ノンジャンル
帝国の休日



本日の朝日新聞8面に載っているこの写真。
うちの次男(20歳)が撮ったものです。

全日本写真連盟、朝日新聞 主催

第6回石垣・石段・石畳フォトコンテスト

学生奨励賞 受賞作 です。
http://www.photo-asahi.com/contest/33/513/result/614/

初めての応募。
ビギナーズ・ラックとは、正にこのことか (V)o¥o(V)

CGクリエーター目指して”デジハリ”へ通っている大学2年生です。
デジハリとは、デジタルハリウッド大学のこと。
デジイチに興味が出来て来たようなので、たまたま近くのケーズデンキ
でNikon D5600 ダブルズームキットを買い与えたところ・・・
ハマッたようで。

ホントはPENTAX機を買いたかったのだけど・・・

売ってねーじゃん!!

リコーイメージングのコーナーはありましたが、
商品が何も置いてない。
無い物は買えないよね。

ま、そんな話は置いといて。

でね、

この受賞によって、全日本写真連盟と朝日新聞社から、
なんと!デジイチが貰えたと言う。
Nikon D3400標準レンズキットだって。 イイナア~(^^♪

すかさず三男が来て、俺も写真やりたいって。
っと、言うことで。
D3400はメデタク三男(高校1年)に貰われて行った訳で。

次男は13歳の時にプチプチアニメにハマリ、
当時、動画編集ソフトとYouTubeのアップロード方法を”少し”
教えた。14歳までに作った動画アニメーションがコレ。
https://www.youtube.com/user/koutakasahara2

6年前は天才かと思ったもんだが・・・
二十歳過ぎたら、ただの人っていう話もある。
まあ、
早くAdobeCCの代金ぐらい自分で払ってくれ。

コメント (2)
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庭撮りC-14でイロイロと

2018-05-11 18:52:00 | 天体写真(冷却CCD)
前回の遠征で宇宙ネコを撮っていた時、
どうも赤経側にイヤなガタがあって風に振られやすいと
感じていました。軸の一番内側の何かが緩んでいる感じ。
思い切って赤経軸を完全にバラしたところ、なんと、
一番内側のセットビスが緩んでいました。こんなところ、
普通はセットビスを使ってはいけないので見逃していました。

ついでに赤緯軸の噛み合わせ調整を”夏仕様”に変更。
SkyMaxはウォームネジの調整機構が無いため、夏と冬では
噛み合わせに問題が出ます。だから、わざと緩めにしていた
のですが、これではC-14の運用がままなりません。
よって、常時最高の噛み合わせで運用することにしました。

各部ガタ無しで最高の状態になりました。


うちの庭からは天頂付近しか見えませんが、樹木が茂って街灯を
シャットアウトしてくれたため、冬場よりは快適でした。
今回のイロイロは、

・古いジャイアント・イージーガイダーでオフアキ化できるか?
  |
  +->どえらくピント位置がアウター側で撃沈。
       X0.5倍レンズでも使わないとガイドカメラの
       ピンが出ない模様。

・C-14のフードを完成させ、デュアル・ドライエア注入口を設置。

・庭撮り時のSkyMax設置位置をマーキングする。

・C-14の鏡筒バランスがリアヘビーだったので、固定位置を複数
 追加工して最適化した。

・タコなwin10セキュリティー・アップデートでとどめを挿された
 NautilusFilterWheelを、ThinkPad E420に再インストしたWin7
 環境で試す。
  |
  +->出来損ないのSSD圧縮ドライブを解除したら安定した。

・設置位置の再現化と、PHD2のドリフトアライン機能で毎回極軸を
 合わせる。どのくらいの時間で実用域に入るのか?
     |
     +->約20分でC-14 Readyなレベルまで追い込めた。
          方位さえ決まっていれば、北極星が見えなくても
          十分に合わせられる。今度、栃本でやってみよう。

・C-14+F7レデューサでFL=2489mmである。
 これに2/3inchの冷却CCDを組み合わせ、DSO狙いでやってみた。
 ガイドスコープのQHY5L-ⅡMを電子ビューファインダーにすれば、
 苦労なく写野に導入出来た。ちなみに、写野長辺=12’角
 しかありません・・・(V)o¥o(V)

M13(16'角)が収まりきらない狭い写野!(12' X 9'角)


M13 , L=3X180s , RGB=each 1X180s , 18min Total
Dark=4 , Flat=21


M13のすぐ近くにDSOが沢山あるエリアがありました。

NGC6166付近(写野:12'X9' )
L=7X180s + 4X300s , 41min Total , Dark=each4 , Flat=21


NegativeImage


ステナビ10ではこんな感じ。(右が北です。)


C-14は長焦点ですが、周辺減光はかなり大きいです。
2/3inch 冷却CCDですら、光害地ではフラット必須ですねえ(-_-メ)

SkyFlat , 21X60s , 21min Total


樹木が茂ったおかげで、フラット撮影が可能になった。


前日まで雨が沢山降っていたため、間違いなく結露するだろうと
思ってデュアル・ドライエアを注入しました。
車の屋根がビッショリになっていましたが、補正版が曇ることは
ありませんでした。

今回はダークもフラットもキチンと撮ったため、
入間市と言う光害地にしては、良く写っています。
前回のZWO-ASI294MCは高感度ですが、いかんせんワンショットCMOS
故に光害には弱かったですね。光害地では冷却のモノクロCCDが、
やはり有利。この程度の撮影時間でも、かなりのDSOが
撮れそうです。

今回は、焦点距離=2489mm+2/3inch冷却CCD(対角11mm)で
撮ってみました。シーイングが安定していたので、オフアキでは
ありませんが5分露光でガイドエラーは発生しませんでした。
フルサイズ換算で9956mmという、超長焦点撮影です。
赤道儀も各部の再調整によって剛性が上がっています。
住宅地ゆえ、風の影響も少ないです。

星より機材の私としては、
家でこんなことが出来ると満足してしまいます。
なんかねえ~、PHD2のガイドグラフが安定して動作しているのを
観ながらコーヒーでも飲んでいると幸せ・・・ビョーキだわな。

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撮影日時:2018/05/10-11
撮影場所:入間市で庭撮り(標高144m)
天候:晴れ・微風、やや結露あり
気温:8℃程度
星空指数:30
シーイング:4/5~5/5

撮像鏡筒:C-14(35.5cmF11 , fl=3910mm)
カメラ:Orion StarShootMonoⅢ(Sony ICX285AL 2/3inch)
フィルター:Orion LRGB FilterSet
コマコレクター:ジャイアント・イージーガイダーにてF7(fl=2489mm)

赤道儀:SkyMax改_E-ZeusⅡ仕様
極軸合わせ:PHD2のドリフトアラインで実施
ガイド:50mmF4ガイド鏡 + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3

撮像時間:画像に併記
ダーク画像:画像に併記
フラット画像に併記
フラット用ダーク画像:***

ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:MaxImDL_Pro Ver6.16
画像処理:SI7 , Photoshop_cc

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コメント (2)
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DPReviewのK-1Ⅱ評価について

2018-05-10 12:07:00 | 撮影機材

再度追記です。
DPReviewが公式に再テストをすると発表。
2018/05/17


早速追記しなければなりません。
DPReviewの比較ツール、Kー1Ⅱのデータがこっそり
変更されています。下記の画像部分や、線画部の描写
が雲泥の差です。これならば、ISO 12800も常用可能
かと思えるほどの変わり様です。
相変わらず低評価なままですが、これでは営業妨害と
言われてしまうぞ!
DPReviewは早急に再評価をし、公示する責任があり
ます。全くレベルが低いレポートです。
2018/05/12


DPReviewにK-1Ⅱのレビューが載っていて、デジカメinfoでも
取り上げられましたね。

DPReview
https://www.dpreview.com/reviews/pentax-k-1-ii-review/5

デジカメinfo
http://digicame-info.com/2018/05/pentax-k-1-mark-ii-6.html

レビュワーの方はオリジナルK-1の大ファンだったが、
現在のデジカメ市場でK-1Ⅱはお勧めできない・・・と
締めくくっています。

私は2年使ったK-1を手放し、K-1Ⅱを発注する直前だったため、
とてもショックを受けています。
しかも、

”現時点では、特に天体を撮る写真家は、RAWのノイズリダクション
が影響するため、このカメラを避けたいかもしれない。”

とのこと。
なんてこったですね。

たいそうな酷評ですが、技術者目線で見るとやや問題ありかと。
まず、なぜD FA50mm Macro F2.8 -> F5.6 を使ったのか?
K-1はFA77なで、同じレンズを使ってもらいたかった。
K-1Ⅱの画像は、周辺収差が大きくて等倍鑑賞に耐えられない。

レンズ収差が無視できそうな、この辺り↓での比較なら良いかも。


天体写真で期待するRAW画像は、ザラザラでも良いからディティール
を忠実に残しているデータです。
RAWの段階でアクセラレータが介在するのは良いとして、
これを使うかどうかの選択が出来ないと言うのは致命的です。
PENTAXのデジイチでは当初、長秒時NRも強制介入でOFF出来なかった。
散々要求を出し、K-r以降はまともになった経緯があります。

このRAW介入アクセラレータは、またまた同じような
”余計なお世話”なのか?と感じてしまいます。

ちなみに、
KPやK-70の12800はまともに見えます。
12800以外のISOでも、十分に好感が持てる処理に見えます。

しかし、6400まではK-1Ⅱの方がダーク部カラーノイズが抑えられていて
良好に見えます。
K-1Ⅱの12800は、特に線画部の解像度がダメですね!
25600や51200はもっとまともに見える・・・

う~ん、

ファームの詰めが甘い!

何故にフラッグシップ機でこんな事やるのか?
まあ、
このレビューも、データとしての信頼性に欠けるし、
レビュワーも、やや感情的に書き過ぎていると思います。
ISO 6400までの常用域では改善されているように見えるので、
要はアクセラレータを使うかどうか選択が出来れば良いと言う
事だと思います。現状では粉銀河もかき消されてしまいそうです。

問題は・・・
既にオリジナルK-1を手放し、いま正にK-1Ⅱを購入しようと
した矢先の情報に翻弄されている現実だったりするわけで・・・

やっぱ、赤くて丸い冷やしを買うかなあ~;;
でもなあ~、
ワンショットCMOSの現状をテストしたところ、カメラメーカのファーム
や画像処理エンジンの凄さを知った訳であり、例えSony IMX094を
搭載した50万円の冷却を買っても、たぶんK-1に適わんだろうと。
なんか良い方法はないだろうか・・・


コメント (2)
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