前回の遠征で宇宙ネコを撮っていた時、
どうも赤経側にイヤなガタがあって風に振られやすいと
感じていました。軸の一番内側の何かが緩んでいる感じ。
思い切って赤経軸を完全にバラしたところ、なんと、
一番内側のセットビスが緩んでいました。こんなところ、
普通はセットビスを使ってはいけないので見逃していました。
ついでに赤緯軸の噛み合わせ調整を”夏仕様”に変更。
SkyMaxはウォームネジの調整機構が無いため、夏と冬では
噛み合わせに問題が出ます。だから、わざと緩めにしていた
のですが、これではC-14の運用がままなりません。
よって、常時最高の噛み合わせで運用することにしました。
各部ガタ無しで最高の状態になりました。
うちの庭からは天頂付近しか見えませんが、樹木が茂って街灯を
シャットアウトしてくれたため、冬場よりは快適でした。
今回のイロイロは、
・古いジャイアント・イージーガイダーでオフアキ化できるか?
|
+->どえらくピント位置がアウター側で撃沈。
X0.5倍レンズでも使わないとガイドカメラの
ピンが出ない模様。
・C-14のフードを完成させ、デュアル・ドライエア注入口を設置。
・庭撮り時のSkyMax設置位置をマーキングする。
・C-14の鏡筒バランスがリアヘビーだったので、固定位置を複数
追加工して最適化した。
・タコなwin10セキュリティー・アップデートでとどめを挿された
NautilusFilterWheelを、ThinkPad E420に再インストしたWin7
環境で試す。
|
+->出来損ないのSSD圧縮ドライブを解除したら安定した。
・設置位置の再現化と、PHD2のドリフトアライン機能で毎回極軸を
合わせる。どのくらいの時間で実用域に入るのか?
|
+->約20分でC-14 Readyなレベルまで追い込めた。
方位さえ決まっていれば、北極星が見えなくても
十分に合わせられる。今度、栃本でやってみよう。
・C-14+F7レデューサでFL=2489mmである。
これに2/3inchの冷却CCDを組み合わせ、DSO狙いでやってみた。
ガイドスコープのQHY5L-ⅡMを電子ビューファインダーにすれば、
苦労なく写野に導入出来た。ちなみに、写野長辺=12’角
しかありません・・・(V)o¥o(V)
M13(16'角)が収まりきらない狭い写野!(12' X 9'角)
M13 , L=3X180s , RGB=each 1X180s , 18min Total
Dark=4 , Flat=21
M13のすぐ近くにDSOが沢山あるエリアがありました。
NGC6166付近(写野:12'X9' )
L=7X180s + 4X300s , 41min Total , Dark=each4 , Flat=21
NegativeImage
ステナビ10ではこんな感じ。(右が北です。)
C-14は長焦点ですが、周辺減光はかなり大きいです。
2/3inch 冷却CCDですら、光害地ではフラット必須ですねえ(-_-メ)
SkyFlat , 21X60s , 21min Total
樹木が茂ったおかげで、フラット撮影が可能になった。
前日まで雨が沢山降っていたため、間違いなく結露するだろうと
思ってデュアル・ドライエアを注入しました。
車の屋根がビッショリになっていましたが、補正版が曇ることは
ありませんでした。
今回はダークもフラットもキチンと撮ったため、
入間市と言う光害地にしては、良く写っています。
前回のZWO-ASI294MCは高感度ですが、いかんせんワンショットCMOS
故に光害には弱かったですね。光害地では冷却のモノクロCCDが、
やはり有利。この程度の撮影時間でも、かなりのDSOが
撮れそうです。
今回は、焦点距離=2489mm+2/3inch冷却CCD(対角11mm)で
撮ってみました。シーイングが安定していたので、オフアキでは
ありませんが5分露光でガイドエラーは発生しませんでした。
フルサイズ換算で9956mmという、超長焦点撮影です。
赤道儀も各部の再調整によって剛性が上がっています。
住宅地ゆえ、風の影響も少ないです。
星より機材の私としては、
家でこんなことが出来ると満足してしまいます。
なんかねえ~、PHD2のガイドグラフが安定して動作しているのを
観ながらコーヒーでも飲んでいると幸せ・・・ビョーキだわな。
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撮影日時:2018/05/10-11
撮影場所:入間市で庭撮り(標高144m)
天候:晴れ・微風、やや結露あり
気温:8℃程度
星空指数:30
シーイング:4/5~5/5
撮像鏡筒:C-14(35.5cmF11 , fl=3910mm)
カメラ:Orion StarShootMonoⅢ(Sony ICX285AL 2/3inch)
フィルター:Orion LRGB FilterSet
コマコレクター:ジャイアント・イージーガイダーにてF7(fl=2489mm)
赤道儀:SkyMax改_E-ZeusⅡ仕様
極軸合わせ:PHD2のドリフトアラインで実施
ガイド:50mmF4ガイド鏡 + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3
撮像時間:画像に併記
ダーク画像:画像に併記
フラット画像に併記
フラット用ダーク画像:***
ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:MaxImDL_Pro Ver6.16
画像処理:SI7 , Photoshop_cc
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どうも赤経側にイヤなガタがあって風に振られやすいと
感じていました。軸の一番内側の何かが緩んでいる感じ。
思い切って赤経軸を完全にバラしたところ、なんと、
一番内側のセットビスが緩んでいました。こんなところ、
普通はセットビスを使ってはいけないので見逃していました。
ついでに赤緯軸の噛み合わせ調整を”夏仕様”に変更。
SkyMaxはウォームネジの調整機構が無いため、夏と冬では
噛み合わせに問題が出ます。だから、わざと緩めにしていた
のですが、これではC-14の運用がままなりません。
よって、常時最高の噛み合わせで運用することにしました。
各部ガタ無しで最高の状態になりました。
うちの庭からは天頂付近しか見えませんが、樹木が茂って街灯を
シャットアウトしてくれたため、冬場よりは快適でした。
今回のイロイロは、
・古いジャイアント・イージーガイダーでオフアキ化できるか?
|
+->どえらくピント位置がアウター側で撃沈。
X0.5倍レンズでも使わないとガイドカメラの
ピンが出ない模様。
・C-14のフードを完成させ、デュアル・ドライエア注入口を設置。
・庭撮り時のSkyMax設置位置をマーキングする。
・C-14の鏡筒バランスがリアヘビーだったので、固定位置を複数
追加工して最適化した。
・タコなwin10セキュリティー・アップデートでとどめを挿された
NautilusFilterWheelを、ThinkPad E420に再インストしたWin7
環境で試す。
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+->出来損ないのSSD圧縮ドライブを解除したら安定した。
・設置位置の再現化と、PHD2のドリフトアライン機能で毎回極軸を
合わせる。どのくらいの時間で実用域に入るのか?
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+->約20分でC-14 Readyなレベルまで追い込めた。
方位さえ決まっていれば、北極星が見えなくても
十分に合わせられる。今度、栃本でやってみよう。
・C-14+F7レデューサでFL=2489mmである。
これに2/3inchの冷却CCDを組み合わせ、DSO狙いでやってみた。
ガイドスコープのQHY5L-ⅡMを電子ビューファインダーにすれば、
苦労なく写野に導入出来た。ちなみに、写野長辺=12’角
しかありません・・・(V)o¥o(V)
M13(16'角)が収まりきらない狭い写野!(12' X 9'角)
M13 , L=3X180s , RGB=each 1X180s , 18min Total
Dark=4 , Flat=21
M13のすぐ近くにDSOが沢山あるエリアがありました。
NGC6166付近(写野:12'X9' )
L=7X180s + 4X300s , 41min Total , Dark=each4 , Flat=21
NegativeImage
ステナビ10ではこんな感じ。(右が北です。)
C-14は長焦点ですが、周辺減光はかなり大きいです。
2/3inch 冷却CCDですら、光害地ではフラット必須ですねえ(-_-メ)
SkyFlat , 21X60s , 21min Total
樹木が茂ったおかげで、フラット撮影が可能になった。
前日まで雨が沢山降っていたため、間違いなく結露するだろうと
思ってデュアル・ドライエアを注入しました。
車の屋根がビッショリになっていましたが、補正版が曇ることは
ありませんでした。
今回はダークもフラットもキチンと撮ったため、
入間市と言う光害地にしては、良く写っています。
前回のZWO-ASI294MCは高感度ですが、いかんせんワンショットCMOS
故に光害には弱かったですね。光害地では冷却のモノクロCCDが、
やはり有利。この程度の撮影時間でも、かなりのDSOが
撮れそうです。
今回は、焦点距離=2489mm+2/3inch冷却CCD(対角11mm)で
撮ってみました。シーイングが安定していたので、オフアキでは
ありませんが5分露光でガイドエラーは発生しませんでした。
フルサイズ換算で9956mmという、超長焦点撮影です。
赤道儀も各部の再調整によって剛性が上がっています。
住宅地ゆえ、風の影響も少ないです。
星より機材の私としては、
家でこんなことが出来ると満足してしまいます。
なんかねえ~、PHD2のガイドグラフが安定して動作しているのを
観ながらコーヒーでも飲んでいると幸せ・・・ビョーキだわな。
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撮影日時:2018/05/10-11
撮影場所:入間市で庭撮り(標高144m)
天候:晴れ・微風、やや結露あり
気温:8℃程度
星空指数:30
シーイング:4/5~5/5
撮像鏡筒:C-14(35.5cmF11 , fl=3910mm)
カメラ:Orion StarShootMonoⅢ(Sony ICX285AL 2/3inch)
フィルター:Orion LRGB FilterSet
コマコレクター:ジャイアント・イージーガイダーにてF7(fl=2489mm)
赤道儀:SkyMax改_E-ZeusⅡ仕様
極軸合わせ:PHD2のドリフトアラインで実施
ガイド:50mmF4ガイド鏡 + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3
撮像時間:画像に併記
ダーク画像:画像に併記
フラット画像に併記
フラット用ダーク画像:***
ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:MaxImDL_Pro Ver6.16
画像処理:SI7 , Photoshop_cc
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