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宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

DPReviewのK-1Ⅱ評価について

2018-05-10 12:07:00 | 撮影機材

再度追記です。
DPReviewが公式に再テストをすると発表。
2018/05/17


早速追記しなければなりません。
DPReviewの比較ツール、Kー1Ⅱのデータがこっそり
変更されています。下記の画像部分や、線画部の描写
が雲泥の差です。これならば、ISO 12800も常用可能
かと思えるほどの変わり様です。
相変わらず低評価なままですが、これでは営業妨害と
言われてしまうぞ!
DPReviewは早急に再評価をし、公示する責任があり
ます。全くレベルが低いレポートです。
2018/05/12


DPReviewにK-1Ⅱのレビューが載っていて、デジカメinfoでも
取り上げられましたね。

DPReview
https://www.dpreview.com/reviews/pentax-k-1-ii-review/5

デジカメinfo
http://digicame-info.com/2018/05/pentax-k-1-mark-ii-6.html

レビュワーの方はオリジナルK-1の大ファンだったが、
現在のデジカメ市場でK-1Ⅱはお勧めできない・・・と
締めくくっています。

私は2年使ったK-1を手放し、K-1Ⅱを発注する直前だったため、
とてもショックを受けています。
しかも、

”現時点では、特に天体を撮る写真家は、RAWのノイズリダクション
が影響するため、このカメラを避けたいかもしれない。”

とのこと。
なんてこったですね。

たいそうな酷評ですが、技術者目線で見るとやや問題ありかと。
まず、なぜD FA50mm Macro F2.8 -> F5.6 を使ったのか?
K-1はFA77なで、同じレンズを使ってもらいたかった。
K-1Ⅱの画像は、周辺収差が大きくて等倍鑑賞に耐えられない。

レンズ収差が無視できそうな、この辺り↓での比較なら良いかも。


天体写真で期待するRAW画像は、ザラザラでも良いからディティール
を忠実に残しているデータです。
RAWの段階でアクセラレータが介在するのは良いとして、
これを使うかどうかの選択が出来ないと言うのは致命的です。
PENTAXのデジイチでは当初、長秒時NRも強制介入でOFF出来なかった。
散々要求を出し、K-r以降はまともになった経緯があります。

このRAW介入アクセラレータは、またまた同じような
”余計なお世話”なのか?と感じてしまいます。

ちなみに、
KPやK-70の12800はまともに見えます。
12800以外のISOでも、十分に好感が持てる処理に見えます。

しかし、6400まではK-1Ⅱの方がダーク部カラーノイズが抑えられていて
良好に見えます。
K-1Ⅱの12800は、特に線画部の解像度がダメですね!
25600や51200はもっとまともに見える・・・

う~ん、

ファームの詰めが甘い!

何故にフラッグシップ機でこんな事やるのか?
まあ、
このレビューも、データとしての信頼性に欠けるし、
レビュワーも、やや感情的に書き過ぎていると思います。
ISO 6400までの常用域では改善されているように見えるので、
要はアクセラレータを使うかどうか選択が出来れば良いと言う
事だと思います。現状では粉銀河もかき消されてしまいそうです。

問題は・・・
既にオリジナルK-1を手放し、いま正にK-1Ⅱを購入しようと
した矢先の情報に翻弄されている現実だったりするわけで・・・

やっぱ、赤くて丸い冷やしを買うかなあ~;;
でもなあ~、
ワンショットCMOSの現状をテストしたところ、カメラメーカのファーム
や画像処理エンジンの凄さを知った訳であり、例えSony IMX094を
搭載した50万円の冷却を買っても、たぶんK-1に適わんだろうと。
なんか良い方法はないだろうか・・・


コメント (2)
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