さあ、片付けの話をしよう !

暮らしが整えば人生の半分は上手くいく!
暮らし美人化計画ハウスキーピングSan 公式ブログ

 
 

片付けられない高齢者~大阪フォーラム①

2010-10-10 21:47:30 | 整理収納アドバイザーの仲間達
10月9日は 大阪で
「整理収納アドバイザーフォーラム西日本大会」という大イベントがありました。

そのトークショーでゲストスピーカーの

豊中市社会福祉協議会 地域福祉課長  勝部麗子氏と
NP0発達障害を持つ大人の会代表の広野ゆい氏に 
それぞれの活動を通した深い話を聞かせていただきました。

勝部さんは 俗にいう「ゴミ屋敷」に住む孤独な高齢者と地域住人のつながりを作る活動をしている方で、
ゴミ屋敷リセットプロジェクト」に取り組んでいる。

行政が一方的に「いついつまでに片付けなさい。さもないと強制執行しますよ」
というやり方ではなく
住人のこころに寄り添いながらゴミ屋敷をリセットしていく方法を取っている。

勝部さんはおっしゃる。

「片付けられない人はおかしなひとではない。
核家族化した現代は高齢になって夫婦どちらか先に亡くなると、誰もが陥る危険性がある」

片付けたくても出来ない。
恥ずかしくて人に助けを求められない。
遠くに住む子供に迷惑をかけたくない。
SOSを出せないから益々孤立していく「社会的弱者」である、と。

このような人々には 孤立させない地域の横のつながりが不可欠で、
そのためには
閉ざした心と家のドアを開けてもらうところから
地道に活動をしていくしかないわけで。

家の惨状を何とかする前に
住人の心を開く勝部さんの言葉と行動力に 私は大きな共感を感じた。

私は心配なの
もっともっと元気でいて欲しいから
だから 若い人に甘えていいんだよ


そうやって地域のボランティアの力を借り、片付けをした後は
介護保険サービスやボランティアの援助につなげ
地域で見守ることで 二度とゴミ屋敷にならないと言う。


片付けられない人はもともとそうなのでなく
必ず原因がある。
高齢者の場合、それは孤独が多くの原因なので
「寂しくないように」してあげるのが一番の処方箋なのだ。

高齢者に限らず、健康な若い人でも
原因が何か、それをまず把握することで 片付けが出来るようになった事例は
私の経験にもいくつもある。


また、
片付けられないのは
「大人の発達障害」が原因であるという場合もある。<続く>











最新の画像もっと見る

コメントを投稿