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水炊き「新三浦」さんで贅の極みランチ

2017-11-17 | 福岡旅行2017
この旅行最後のお昼ご飯は、モアイ君がずっと言っていた「水炊き」をいただきました。

前日のうちに予約を入れたのは、
地下鉄箱崎線「呉服町駅」から徒歩約20分の『新三浦』さん本店。



夜ならまだしも、昼から水炊きが食べられるところは福岡と言えどもとても少なく、
あったとしても「水炊き風」のジャンクな感じ?

キチンと、ちゃんとした水炊きをいただくならこちら『新三浦』さん。
それも天神の駅ビル店じゃなく、本店まで、雨の中歩きましたー。



新婚時代、京都で水炊きを食べたような気がするのだけど、今となっては水炊きだったか湯豆腐だったかさえ、記憶にないの。
ないってことは、ないってことなの。
つまりこの日が、人生初のちゃんとした水炊きを食べる日になったのです。



テーブルには1人、仲居さんがついてくれて、すごく格式のあるお店

最初に「鶏の湯引き」をいただきました。

ムネ肉がパサパサしていなくて。(いつものレベルが知れるわね)



白濁したスープは、丁寧な下処理の後、ひたすらゴトゴトと煮込んで作るそうです。
でも昼夜問わず火を使うわけじゃなく、夜はちゃんと休んでいるとのこと(笑)



「さぁさ、最初にスープをどうぞ

雨の中、外を歩いてきた冷えた身体に、染み渡る~
なんなんだ、このうまいスープは。

こんな本物を知ってしまうと、鍋キューブ的なお鍋がますます食べられなくなりそうです。
口が肥えてしまう~



ぶりん!とした、なのに身はがれの良い美味しい鶏肉。
美味しい~。



モアイ君とワタシとに鶏肉をそれぞれ分けてくれて、お肉がなくなったらそこにお野菜を投入です。



「さ、お野菜も温かいうちにどうぞ

感じの良い仲居さん。
お話も面白く、タイミングも絶妙です。
プロですな。

ブロッコリーの入ったお鍋なんて初めてでしたが、ブロッコリーも椎茸も苦手な(はずの)お豆腐も、どれもこれも美味しい~。
鍋をあまりしない私たち夫婦だけど、鍋が嫌いなんじゃないわね。
ベースとなるお出汁を美味しくしたり、入れる具材を少なくして、こんな風に品良くすれば、飽きずに食べられそう。
あー、仲居さんとスープ、うちに分けてほしい~



「よそさんは、ここで雑炊っていうと、ご飯をスープの中に入れてしまうでしょ。
うちはご飯は煮込みません。」



つまりは、スープをかけたお茶漬けのように。
サラサラっとな。

もちろん煮込まないのだから卵も入らないわけだけど、このサラサラが濃厚なスープにはよく合いました。
美味しい~(なぜうなだれる?)



豆乳プリン?だったかな?
ひとつはお抹茶、一つはコーヒーにしました。
(ほうじ茶もありました)



デザートも最高。
最後までなめたいくらい



いやー、水炊き。
大好きになりました。
こんなに美味しいものだったのねぇ。

お昼とはいえ「えいっ!」と思う出費だったけど、やはり食べてみてよかった。
(今、食べログを見たら、こういうのを『お祝い価格』と言うんだね
たしかに、お祝い事、接待、ご両家顔合わせ・・・そんな時に使いたいようなお店。

カジュアルではないけれど、大人になったらビクビクすることもなく入れます。
またいつか、来たいなぁ。
そんなお店でした。


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