明日はお休み! という夜
ワタシだったらこれまでの人生、ワクワクが止まらなくて、寝るのがもったいなくて夜更かししちゃうに決まっているんだけど、うちのオットはほとんどいつもと変わらぬルーティンで寝てしまうの。
夜更かししてお寝坊になって休日があっという間に終わってしまうのがもったいないんだって。
だから休日の朝も早起きです。
その徹底ぶりはほんとに素晴らしいものだけど、お友達のアレンからDVDを借りたのを機に、
「映画でも観ようか」ということになりました。
明日がお休みの前の晩のことね。
「your wifeはきっと涙ボロボロだよ~」と言われて借りてきた(というかアレンに勧められてきた)のは
≪ショーシャンクの空に≫
という映画。
ずっと観ようと思いながらまだ観ていなかった映画です。
ほんとにいつか観ようと思いながら、たまたままだ観られていなかった映画なので、今回借りたことが観るきっかけになったのはとてもラッキーね。
それもオットが貴重な夜更かしをして一緒に観られるだなんて
明日は雪が降るかな(笑)?
夕飯を早めに済ませ手元にマグカップを置いて、室内の電気を全部消したら、真っ暗すぎて本当に映画館みたいじゃないの。
名作だとは聞いていたけど、刑務所の話…という以外予備知識がなく(たぶん意識的にシャットアウトしていた)、≪グリーンマイル≫(視聴済)とどう違うのかも知らなかった。
いやー。
ほんとに素晴らしい映画
でした。
終身刑(しかもえん罪)という絶望の中にも希望を持ち続ける主人公の意志の強さ、聡明さ。
その行動力は周りの囚人をも巻き込んで、彼らも人生にやりがいを見出すのです。
観終わってネット上のレビューを見たら、「人生の宝物に会えた」「永遠の名作」など★が5つの感想がたくさん!
ワタシにもそう。
あまりに有名なこの雨に打たれるシーンがクライマックスかと思いきや、ここはさほど重要ではなく(ワタシには)、このシーンに至るまでの理不尽に屈しない努力に、涙が出るというよりも、爽快で拍手がしたくなる感じ。
本当にいい作品は何年たっても心を揺さぶるんだなー。とうなってしまうような名作でした。
一番好きなシーンはビールのシーンかな。
その時の主人公(ティム・ロビンス)の顔はきっと忘れられないと思う。
仮出所したおじいさんのエピソードでは切なくて涙が出たし、次に仮出所したモーガン・フリーマンの勇気には本当に感動しました。
この映画は若い人にもちゃんとわかる映画です。
希望を捨てないこと、自分に誇りを持つこと、柔軟な心を持つこと、人間らしく生きたいと願うこと。
ついさっきまでのワタシのように、まだ観ていない人はいつか観てみてください。
オスカー無冠なのが信じられないほど素晴らしい作品でした。
ワタシ、あまりに感動してオットが寝た後、DVDに特典としてついていた監督ナレーションによる裏話・エピソードや撮影の工夫など、映画のシーン順に展開される解説でもう一回2時間20分映画を観ちゃいました(笑)
そうして結局ワタシだけがまた夜更かしになるのねー。