いつもココロに太陽を!

~ Me Hana O Ka La I Ka Pu'uwai ~

ありがとう、ヒデキ。

2018-05-21 | Weblog
西城秀樹さん・・・いや、ヒデキ。

そう。
どう思い起こしたって彼は「ヒデキ」。
「西城秀樹」なんて呼んだこと、数えるほどしかないわ。



大好きだった。
小学生のワタシの心の中を埋め尽くしていたのはヒデキ。

カッコ良かったなぁ。

ヒデキの陽性なエナジーに完全にヤラれちゃった女の子は、毎日TVの中のヒデキと一緒に歌い踊りましたよ。



『ワイルドな17才』というキャッチフレーズを久しぶりに耳にしました。
そうだった、その通り。
アクション。揺れる長髪。ハスキーな声。

あっという間に日本中を席巻したワイルドなヒデキ。
本当にカッコ良かった。



ワタシが自分のお年玉で初めて買ったレコードはヒデキ。



ナ~ミダをふいて~僕と、あ~るいて行こうよ

それは、Marchちゃん10才の春

それまでおそらく、我が家のレコードプレイヤーで聞いていたのは学習雑誌の付録でついていたソノシートとか?
それが10才の春、自我に目覚め…というか、レコードを買いたいほどに好きな人ができ、突き上げた感情で買ったのでしょう。

ヒデキのシングル。
擦り切れるほど、擦り切れるほど、聞いたなぁ。



月日流れて16才の冬。
ヒデキの「Young Man」はあらゆる賞レースを独占しました。
けれど年末のレコード大賞だけは「魅せられて」に持っていかれたの。
ワタシ、TVの前で正座して、手を握ってお祈りしていたからよく覚えてる。
あぁ、ヒデキ、ヒデキ。



ご逝去にあたりここ数日、ワイドショーで昔のヒデキの映像をたくさん見ることができています。

情熱の嵐
薔薇の鎖

あ~、ブルースカイブルー・・・
大好きだった。
大好きすぎる曲ばかり。
ヒデキには本当に名曲が多かったんだね。
(ヒデキのヒット曲はギャランドゥやローラばかりじゃぁないんだよと声を大にして言いたい)

そして、あらためてその歌唱力に驚かされた。

「彼は絶叫しながらも決して音程をはずさない」
当時のプロデューサーの話。
ほぉ、ほんとだ。

たぶん、子供のワタシはヒデキの歌唱力で好きになったわけじゃなかったと思う。
ハスキーな声は好きだったけれど、ここまでヒデキの実力をわかっていなかったような気がする。

でも。
今YouTubeで「ブルースカイブルー」を観てきたけれど、本当に、歌唱力に圧巻。

今のアイドルじゃこんなに歌える人、いないんじゃない?
Jのつくアイドルたち、踊りは上手かもだけど、こんなに情熱込めて歌詞を伝えること、できてるかしら?
ヒデキのPassion、本当にすごい。
カッコ良く見せようとか、イケてる決めポーズ見せよう、とかじゃない、
歌手としてのプライドをかけ、心髄からマジで歌っていたのがよくわかります。
こういうのを「本物」と言うんだね。


ワタシはヒデキのリアルを観てきた世代。
なのに今、この年齢になって彼の歌唱力に圧倒されているわ。
ヒデキって本当にすごい歌手だったんだなぁ。

ガリガリの細い体に、裾がピラピラしたパンタロンの衣装。
今ではどう見たって変なのに、それをまったくダサいとは思えない。
あ~やっぱりかっこいいなぁ!と素直に思えるよ。

ヒデキ、ヒデキ、ヒデキ

さっきからYouTubeをもう3時間も観ています。
普段動画を観ないワタシなのに、ヒデキがカッコ良すぎて、席を立てない。


大好きだった・・・。
カッコ良かった・・・。
ヒデキがデビューしてくれたこと、こんなに幸せなことだったんだと気づきます。

ありがとう、ヒデキ。
ワタシからの弔いの言葉は、どう考えても「ありがとう」しか浮かびません。

本当に本当にありがとう。
カッコ良くて、大好きにさせてくれて、ありがとう、ヒデキ。


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