大学生の息子(末っ子)がちょうど春休み。
教室にふらーっと現れた。
パソコンのレッスンでもするのかと思えば、ぼくのマンドリンを見つけ出した。
簡単な方のタブ譜を渡し弾いてごらんというと、これがけっこう様になる。
どんな練習法をとっているのか訪ねるので、
パソコンにダウンロードしてあるアメリカのTraditional曲、「Soldier Joy」というMIDIの曲を
Windows Media Player で聞かせた。
レベル1とでもいうのだろうか、メロディラインのみで実にシンプルだが、
かなりのアップテンポ。
最初は手こずっていたものの、すぐに合わせていく。
ぼくとしては複雑な心境。だって、ここまで3日かかったんだから。
自ずと子どもに負けたくないと意地が出る。
「こうやるんや」と無理やり奪い取って弾いてみたんだが、
それがトチッテばかり。父親としての面子は丸つぶれ。
でも、さすがにコードは特別。
指がつりそうと投げ出したところを、ぼくが難なく押さえて見せると
「スゲー」と感心はしてくれたが、いささか労わりの気づかいがあるようで、
それを察することができるだけに、ますます寒くる。
例えていうと、息子の演奏はギャロップ。軽いのだ。
ぼくのはスキップ、といえば聞こえはいいが、少し訛りがある。音をひきずっているのだ。
ひとの演奏を聴くことで自分の欠点が見えてくる。
習い事というのは奥が深い。
道は遥かに遠いようだ。
教室にふらーっと現れた。
パソコンのレッスンでもするのかと思えば、ぼくのマンドリンを見つけ出した。
簡単な方のタブ譜を渡し弾いてごらんというと、これがけっこう様になる。
どんな練習法をとっているのか訪ねるので、
パソコンにダウンロードしてあるアメリカのTraditional曲、「Soldier Joy」というMIDIの曲を
Windows Media Player で聞かせた。
レベル1とでもいうのだろうか、メロディラインのみで実にシンプルだが、
かなりのアップテンポ。
最初は手こずっていたものの、すぐに合わせていく。
ぼくとしては複雑な心境。だって、ここまで3日かかったんだから。
自ずと子どもに負けたくないと意地が出る。
「こうやるんや」と無理やり奪い取って弾いてみたんだが、
それがトチッテばかり。父親としての面子は丸つぶれ。
でも、さすがにコードは特別。
指がつりそうと投げ出したところを、ぼくが難なく押さえて見せると
「スゲー」と感心はしてくれたが、いささか労わりの気づかいがあるようで、
それを察することができるだけに、ますます寒くる。
例えていうと、息子の演奏はギャロップ。軽いのだ。
ぼくのはスキップ、といえば聞こえはいいが、少し訛りがある。音をひきずっているのだ。
ひとの演奏を聴くことで自分の欠点が見えてくる。
習い事というのは奥が深い。
道は遥かに遠いようだ。